テレビ東京WBS。
今年1年間の食品値上げは3万2,395品にのぼります。
 
値上げ後に売り上げが落ち込んだために、値下げをしてお客を呼び戻そうとする動きがあるようです。
 
①サンクゼール
 
 
一番人気の「いぶりがっこタルタル」745円 → 650円
 
値下げ率最大で25%平均で14%の値下げをしました。
 
サンクゼール社長コメント:「9月、10月については既存店の客の昨年対比が100%割り込む状況があり落ち込んでしまった。値下げをすることによって販売量を増やしていく。それによって工場の稼働率を上げていくことで利益が増えていくんじゃないかと思っています。」
 
 
 
②ガスト
 
ガストが値下げしたのは30商品。
 
利用者からは評価する声が聞けました。
 
 
すかいらーくHD執行役員コメント:「タブレットですとか、ネコ型の配膳ロボットといったDX化で店舗の効率化を進めています。DXを含め、サプライチェーン全体でコスト削減を実施しておりまして、値下げはその結果です。ディスカウント競争を他社と繰り広げることは全くありません。
 
 
今年のコスト削減効果は9月時点で30億円を超えているようです。
 
【番組キャスターと解説者】
・値下げをしないでも販売を増やしていくという道もあったのでは
・値下げを責めるわけにはいかないが、その値下げ、本当に従業員や取引先のためになるの?
・値下げでも利益を確保するというのは何かしらコストを削減しなければならない。その発想そのものがデフレのはじまり
 
 
【私の考え】
 本来ならば値下げを喜びたいところです。しかし、解説者が言うように、またデフレに逆戻りし、賃金上昇に繋がらない可能性もゼロではありません。
 
 例えば、ガストではDX化等でコスト削減が30億円に達した。であれば、値下げをするのではなく、従業員にその分還元してはどうかということです。
 
 企業も考えに考え抜いた戦略であるため、一個人の私が言うに及ばずですが、今後の日本経済を考えた時に、『どうしたら賃金上昇できるのか』という軸を置いた上で、微力ながら今後の経済対策を提言していきたいと思います。
 
 
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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