ラグビーワールドカップ2023。日本は敗戦したものの、ラグビー熱は高まっています。地方ではラグビーを活用し、地域の活性化につなげる動きが活発です。
福岡県うきは市。人口は2万7000人です。
うきは市は高齢化率が全国平均よりも高く、過疎化が進んでいます。
街の課題を解決しようと取り組んでいるのが『ラグビー』です。去年春に誕生した社会人ラグビーチーム『ルリーロ福岡』。
取材した日は、チームの紅白試合にも関わらず、およそ1000人以上のファンが集まりました。
ファンのコメントです。
ルリーロ福岡。選手が別々の企業や団体で働きながらプレーをしています。
日本経済新聞記者:「特定の1つの企業に所属している事例が多いので、とても珍しいと思います。」
ほとんどの選手がうきは市内で働いています。関東からUターンする地元出身の選手や、他県から移ってくる選手もいます。
病院長コメント:『介護士は日本全国どこでも足りない。ラガーマンが介護の仕事をして下さるのは、大変ありがたい。』
この異例のラグビーチームを立ち上げたのが『うきは市』です。
ラグビータウンプロジェクトを立ち上げました。
市担当者:『我々の街には大学・専門学校・短大がございませんので、一度街を離れるという課題があったんです。で、戻ってこないよって。僕らの街に一番足りない世代なんです。が、この1年半くらいで、今年は48人選手がいて。うきは市に引っ越してきたり、市内の事業者で勤務をしたり、たった1年半だけでできたんだよ。それだけで嬉しい話だなと。』
チームの運営費はふるさと納税の寄付金なども活用しています。
現在、ルリーロ福岡は国内プロリーグの『リーグワン』に来シーズからの新規参入を目指しています。加えて、うきは市は福岡県内の15市町村と協力し、ラグビーを活用した新プロジェクトを検討しています。
1つの企業ではなく、地元企業と連携するチーム。
野球で言うと、地域の『クラブチーム』のようです。
【ポイント】
・うきは市がラグビータウンプロジェクトを立ち上げた
・たった1年半で48人の選手が引っ越して、市内の企業に勤めている
・紅白戦でファンが約1000人も来るほど加熱している
・ふるさと納税など寄付金が運営資金
・そもそもラグビーにはプロリーグが出来たものの、一企業の色が強くて地域色が不十分ではないか
・自治体が音頭を取ってチームを作ってプロに参入することは面白い→野球ではほぼ不可能
過疎化が進んでいる地方自治体が行うケースだと思いますが、都市部だとどうでしょう。松戸市をスポーツ盛んな街にする目標の私にとって、うきは市が行っている『ラグビータウンプロジェクト』がヒントだと考えます。
しっかりと検証し、松戸市からプロスポーツチームが誕生するように働きかけたいと思います。
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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