イスラム組織「ハマス」が声明を発表。
司令官：『これから「アルアクサの嵐作戦」を開始する。腐敗した世界の支配から抜け出すための革命的な1日になるだろう』
ガザ地区を実効支配する「ハマス」がイスラエルに向けて3000発以上のロケット弾を発射し、多くの民間人が被害を受けました。
以下イスラム組織ハマスが公開した映像です。
ガザ地区とイスラエルの間にある検問所を突破している様子が鮮明に映しだされています。ハマスは過去最大規模とされる軍事作戦で、戦闘員をイスラエルの領内に侵入させるという異例の越境攻撃を仕掛けていました。
ハマスがこの日攻撃を仕掛けたのは、ユダヤ教の安息日にあたる土曜日。大勢の若者が集まる音楽祭が標的となり、現場からは250人以上の遺体が収容されました。
ハマスの報道官は以下コメントを出しています。
何が『神のご加護』なのでしょう。私には理解できません。単なる『テロ』集団としか思えません。
イスラエル政府の発表では、イスラエル人ら100人以上を拉致。中にはドイツ人やタイ人も含まれているといいます。
イスラエルネタニヤフ首相のコメントです。
明確に『戦争状態』と述べています。
イスラエル軍は報復としてガザ地区への空爆を実施。ハマスの関連施設があった高層ビル等を破壊しました。
イスラエル駐日大使のコメント
『イスラエルは完全に戦争状態だ。テロリストに情けをかけるつもりはない。イスラム国に世界が対処したときと同じような措置をとる。現在もイスラエル内6箇所にテロリストがいる。ガザ地区の民間人を巻き込むつもりはない。』
いかにして『テロ組織』から日本を守ること、自衛権を持つことの重要性が伝わったと思います。
イスラエルの支持を直ちに表明したのがアメリカです。
一方、イスラエルと敵対するイランは「ハマス」への支持を表明。
アメリカのメディアは、『イラン革命防衛隊が今回の攻撃の立案に協力していた』と報じています。
で、日本の岸田総理は記者会見ではなく、SNSで。
『全ての当事者に最大限の自制を求めます』と。「イスラエル」も「ハマス」も自制をするようにと中間の立場をとりました。これが国際社会から評価・信頼されるのか？
→『イスラエル』は民間人の拉致被害を受けています。拉致被害者がいる中で『自制』をと・・・。日本にも北朝鮮拉致被害者がいますが、岸田政権のスタンスがわかったような気がします。
専門家コメント
『イスラエルがサウジアラビアと外交関係を築く、国交正常化が高まってきたタイミング。イスラエルとアラブ諸国との国交正常化というストーリーの中で自分たちのプレゼンス（存在感）を内外に見せつけることが一番の狙い。』
司会：『イスラエルがどれほどの反撃をしますか』
専門家：『少なくともハマスの実効支配を終わらせる。ハマスが機能しなくなるくらいまで攻撃をする可能性は十分にある。ハマスは、これによってガザが完全に消えてしまうほどのことをされるとは思っていない。最終的にそこまでの状況になったときに周りの国、国際社会が見過ごすことはできない。そうすると、どこかで止まるだろうというもくろみはある。』
以上をわかりやすくまとめた関連図です。
アメリカが中東に力を入れるようになると、東アジアに「力の空白」が生まれ、中国の習近平政権を利すると解説もされました。果たして『台湾有事』は起きないか・・・。
さて、NHKの朝7時『おはよう日本』とトップニュース。
「イスラエル」が「ハマス」へ報復したという報道です。その前に、「ハマス」が「イスラエル」をロケット弾3000発以上発射し、民間人が被害を受けたという事実があるのですが。
→これでは、「イスラエル」が「ハマス」へ攻撃を仕掛けたというように勘違いをしないか。
今、世界で何が起きているのか。
日本の報道はきちんとバランスの取れた公平性の観点から報道されているのか。
私たちは自分自身で判断していかなければなりません。
【ポイント】
・「ハマス」が「イスラエル」に向けてロケット発射。
・「イスラエル」は100人以上拉致被害を受け、民間人も攻撃による被害を受けた。
・駐日大使『もし侵攻され人質も取られたら日本はどうしますか？』
・自衛権を持つことへの理解
・国際社会で、日本の立ち位置『全ての当事者に最大限の自制』
・東アジアに「力の空白」、台湾有事の懸念
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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