東京都八王子市。
地域によっては高齢化率が50%を超えるところもあるようです。認知症の家族はもちろん、当事者でない人たちも含めて地域住民全体の理解が重要だとして、関係各所と連携して取組みを進めています。
 
例えば小学校。
7年前から活動を続けています。6年生42人が参加をして『認知症の人を知ろう』という特別授業が行われました。
 
児童の前に並ぶのは60代~80代の9人の認知症の方々です。市と小学校の呼びかけで、地元にあるデイサービスの施設から参加しました。
 
授業の特徴は、児童と認知症の方々が一緒に活動しながら理解を深めることです。
計算が苦手な認知症の方に対して児童が自然とサポートしていました。
 
以下それぞれのコメントです。
 
 
 
自然な交流ができ、双方にとって効果的な授業であったように感じました。
 
八王子市コメント
『若い世代の方に知っていただくことで、その親御さんですとか、地域の方を巻き込むなかで、認知症になっても誰もが暮らしやすいまちづくりを進めていきたいと思います。』
 

実は、児童は段階を踏んで学んでいるようです。

①高齢者・・小4~5で高齢者について基礎情報を学ぶ

②疑似体験・・腕と足に重りをつけるなどして想像しにくい高齢者の身体状況を体験

③認知症・・認知症の基礎情報を学ぶ

④特別授業・・一緒に特別授業を受ける

 
 
次にスーパーマーケット。
認知症の方々と買い物体験を通して、困りごとを聞き取って改善しています。
 
 
『階段』と書かれた看板は、わかりやすくするために新たに設置されました。
 
高齢者がつまずく危険性があるとのことで、黄色いテープを貼りました。
 
before / after です。
 
バリアフリーのトイレを文字だけでなく、写真をつけてわかりやすくしました。
 
お店コメント
『当事者の方々と話し合いができて、今後の対応の仕方とかを学べた状況です。一般のお客様からも非常にご好評をいただいています。』
 
【ポイント】
・認知症は早い段階から診断をされているので、普通に暮らしている人の方が多い。
・小学生は段階を経て特別授業に至った
・応対する時『自然さ』が大切
・スーパーではわかりやすさを前面に出していた
 
※この認知症について、9月定例会で一般質問をしたところです。詳しくは別のブログで掲載させていただきます。
 
松戸市は『やさシティ まつど。』
認知症の方々が、隅々で暮らしやすい、インフラ整備を進めていくべきだと思いました。
 
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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