地方大会はいよいよ終盤戦。甲子園をかけて熱い試合が展開されています。今回は投手経験たった1年でプロ注目選手へ成長した、その秘密に迫りたいと思います。
 
幕張総合高校。早坂響選手。
出身中学校を調べてみたら、私の住む学区内、松戸五中出身でした。コロナ禍で当時の学校行事に参加できず、顔見知りでないことが残念です。
 
ストレートの球速は150キロ。高校生では考えられないスピードです。
 
プロ野球のスカウトが注目するのは当然でしょう。
 
実は早坂選手。昨年の秋まではキャッチャーでした。ピッチャーは未経験だったようです。
 
 
 
以下幕張総合高校、監督のコメントです。
『正直言うと3年間野球部を続けることができるかなというイメージ。(略)こちらがしっかり見ていないと才能ある子すら見落としている可能性がある』
 
信じられません。
野球部を続けられるかどうかの選手がここまで成長したとは・・・。
 
それでは早坂選手が成長した秘密に迫りたいと思います。
都内にあるトレーニング施設、週1回訪問していました。
トレーナー北川雄介さんに指導を委ねたのです。
 
 
その場で投球フォームを確認するなど、科学的見地に基づいて指導をしているのが特徴的です。
 
北川氏の指導により、球速が約20キロも上昇しました。
 
今まではプロ野球選手を中心に指導してきましたが、高校生への指導も徐々に増えてきているようです。
 
北川氏は以下の通りコメントしています。
 
再度、幕張総合高校、監督のコメントです。
『専門家に見てもらうのが彼らにとって一番正直幸せだと思う。(略)私の価値観を押し付けて合っていればいいが当然合っていないこともあるし。
 
以下、早坂選手のコメントです。
『監督の指導方針が自分に合っていて。それで北川さんとも出会えたので監督に感謝したい。いま目指しているのはプロ野球』
 
私も指導者をしていましたが、監督のコメントで
・こちらがしっかり見ていないと才能ある子すら見落としている可能性がある
・私の価値観を押し付けて合っていればいいが当然合っていないこともあるし
がポイントだと思います。どうしても指導者自身の経験を押し付けて指導をしてしまいがちです。
 
しかし、一歩離れたところから、選手を総合的に監督し、専門的な指導は個々に委ねるということが、今の時代重要だと思いました。これは監督としてとても勇気のいる判断だと思います。
 
早坂選手は今までピッチャーをしてきた経験もなく、肩や肘を痛める心配も少ないと言えます。何よりも科学的な指導を委ねており、故障をしない投球フォームに仕上がっていると言えるでしょう。
 
小学生、中学生はまだまだ体が成長途中です。昔のような根性論や勝利至上主義、怒鳴った指導はもはや時代遅れで、かえって才能ある子の可能性をつぶしてしまうかもしれません。
 
私は小中時代はとにかく野球(スポーツ)の楽しさを追求することに軸を置き、いつ才能が開花してもいいように、半ば『物足りなさ』を残した上で、高校へ進学させるということが重要だと感じました。
 
幕張総合高校の監督から大切なことを学ばせていただきました。今後の指導に活かしていきたいと思います。今振り返ると反省の連続です(>_<)
 
早坂選手がプロ野球から指名を受け、活躍されることを心から祈っています。
高校3年間お疲れさまでした。
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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