茨城県、民間から校長公募をするという改革。
素晴らしい取り組みだと思います。
 
 
外資企業で組織変革などを行った経験が買われた民間校長です。
 
『学校の壁を越えて情報や知識を得る。そして何より物事をうのみにせず自分の頭で考え抜くこと。それが必要です。』
 
以下保護者からは期待を寄せるコメントです。
 
茨城県は4年前から公募をスタートしました。
より計画的に教育を行うための中高一貫校を増やすなか、トップとなる人材を民間に求めようとしています。
 
以下、茨城県教育庁のコメントです。
『組織一丸となって子どもたちを育てていこうというふうに、うまく組織を運営する力。学校の外にいる人材といろいろなネットワークを持っていると思います。』
 
新任校長がまず行ったのが『校内のデジタル化』。
教育の働き方・情報共有の改善に繋げます。
 
わざわざ職員会議をして業務連絡を行うのではなく、デジタルサイネージを使って効率化を図っています。
 
先々の予定も黒板に書くことは廃止しました。
 
さらに教員全員にタブレット端末を配布。
教員同士の連絡のほか、授業に使う教材をそれぞれが工夫して作成できるようにしています。
 
※以上のようなデジタル化については、保育所についても導入することができると思います。松戸市もできるところから進めてみてはいかがでしょうか。
 
 
さらにさらに、組織運営にもメスを入れました。
新たに設置したのが管理職を中心とした経営会議です。
 
【改革前】
これまでは校長以外は横並び。
職員間で調整をし、最終承認を校長に求めるものでした。
 
【改革後】
民間企業と同じようにピラミッド型の組織へ改変。学校運営の舵取りは『トップマネージメント』という上層部が行い、目指す方向性を明確に示します。
 
経営会議で校長は以下発言をしました。
『外から校長がやってきたと何をこいつは言っているんだろうと。だけれど世の中は変わりつつある。学校も変わりつつある。』
 
加えて、以下のとおりコメントしています。
『不満や不安がないわけではない。時代に合った生徒たちをつくる。最終的には生徒なので、優先度もしっかりとわきまえたうえで通すところは通す。
 
以下専門家のコメントです。
『校長先生がひとりで自分がめざすべき学校像を掲げてしまうと思いのほか、非常に強いあつれきが生じたりする。できる限り教員と校長との間で相互に理解し合っていくというプロセス先生一人一人が十分に納得して学校の将来像を理解するところまで持っていく。これを意識することが必要になる。』
 
【まとめ】
民間校長の導入は、現実に教職員組合との話し合い等、大変難しい課題が山積します。むしろ先行して取り組んでいる茨城県が素晴らしいと言えるでしょう。松戸市が千葉県としっかり連携し、民間校長導入に向けて動くよう、私なりに働きかけをしていきたいと思います。
 
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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