本日本郷谷市長より示された新年度施政方針について、概略をお伝えさせていただきます。
【令和5年度予算について】
・子育ての負担軽減策
・見守り体制の強化
・都市の再生、まちのにぎわいの創造
・新型コロナワクチン接種やPCR・抗原検査費用助成の継続など
【総論:まちづくりの基本的考え方】
松戸市は都心にアクセスしやすいという強みに加え、豊かな自然が残されているという幅広い層を惹きつける魅力があります。そのような魅力を活かしながら、子育て世代をはじめとする若い世代を呼び込み、子どもから高齢者まで皆さまが安心して暮らせる環境を整備し、多世代がともにいきいきと思い思いに暮らすことができるまちづくりをしてまいりたい。
以下、6つの視点に分け施策を示しました(※私が特に注目している施策を太字にしてあります)。
【①:都市ブランドづくり】
・すべての妊産婦、子育て世帯、子どもの包括的な相談体制→「こども家庭センター」機能を整え、体制強化
・0歳児から2歳児の保育サービスを利用していない子ども→「マイ・サポート・スペース」一時預かりやアウトリーチ型の訪問家事支援
・妊娠届時より、必要な支援につなぐ「伴走型相談支援」+「経済的支援」
・妊産婦→36週以降受診時の「タクシー乗車料金助成」
・不妊治療について、先進医療の助成開始
・給食費→値上がり分は市負担、第2子の半額、第3子以降の全額無償化
・保育所の空き定員等を活用した国の預かりモデル事業に参加表明
・子ども食堂
・文化、芸術活動「パラダイスエア」
・ドミニカ共和国、コンスタンサ市とパートナーシップ協定
・音楽のまち松戸
・スポーツの多様化
【②:誰もがいきいきと暮らせるまちづくり】
・まつどDEつながるステーションの創出
・地域包括支援センターに高齢者の介護予防・社会参加・認知症の機能を担う多機能コーディネーターを配置
・グリーンスローモビリティ
・医療的ケア児
・障がい者就労施設、工賃向上に向け課題解決に取り組む事業所支援
・39歳以下の若年のがん末期患者、在宅での療養に必要なサービス利用の費用助成
・東松戸病院、梨香苑、再編後の医療提供体制の確保等
【③:居心地の良い魅力的なまちづくり】
・松戸駅東口新拠点ゾーン
・常磐線快速列車の新松戸駅停車
・北小金駅南口東地区の再開発
・UR都市機構の大規模団地
・常盤平地域
・北千葉道路
・道路の舗装や橋りょうなどの道路インフラの長寿命化
・放置自転車対策
・21世紀の森と広場にWi-Fi設置
【④:地域経済が活力にあふれ、自分らしく働けるまちづくり】
・松戸駅西口デッキ、公共空間を活用したイベント
・市制施行80周年を記念し、花火の打ち上げ数25,000発と県内最大規模
・創業支援
・経営支援
・産業振興
【⑤:安全で安心して暮らせるまちづくり】
・救急出動件数の増加に対応するため、救急車を1台追加配置
・いわゆる電話で詐欺への対策強化
・子どもが集まる場所、街頭防犯カメラの増設
・公園の草刈りの回数を増やす
・新入学生へ防犯ブザー無償配布
・松戸駅客引き行為 指導監視員の増員、客引き対策専従の警備委託の実施
・消費者対策
【⑥:人と環境にやさしいまちづくり】
・ゼロカーボンシティ宣言を踏まえ、(仮称)脱炭素市民会議を立ち上げ
・新焼却施設については整備を進めていく
・常盤平団地エリアのリ・ブランディングの取り組みを推進
・常盤平団地、SDGsの活動に参加する学生に対し、団地への入居支援
・松戸市版SDGs宣言登録制度を創設
・千葉市、船橋市と3市間でパートナーシップ宣誓制度に係る都市間連携協定
・平和事業
・デジタル社会の実現へ取り組み
・公共施設の再編
・企業版ふるさと納税制度の導入に向けた検討に着手
【おわりに】
・市制施行80周年とともに千葉県150周年
・専大松戸高校、春のセンバツ高校野球に出場
・今年も新型コロナウイルス感染拡大防止と社会経済活動の両立
・「住みやすい持続可能なやさしいまち」の実現
【施政方針から感じたこと】
まず、本郷谷市長らしい施政方針だと思いました。『都市ブランドづくり』を中心に、多世代を対象とした『やさしいまちづくり』施策が示されたと思います。大枠は毎年変わらず、一貫して本郷谷路線という印象です。
今後については、
・施政方針に対して→(本会議)各会派の代表質問
・さらに具体的に示された当初予算案→(予算審査特別委員会)委員による個別質疑
定例会 まつど市議会|松戸市 (city.matsudo.chiba.jp)
で審議となります。本日も、会派内でどのような代表質問を行うか、侃侃諤諤の議論をしたところであります。一つ一つの事業に対し、評価するところはしっかりと評価し、しかし説明不足の点や総括が必要な事業については厳しく質疑を行うことを確認しました。
出来る限り経過をこの場でお伝えさせていただきますが、何分、私は『建設経済常任委員長』という立場であり、情報発信については、慎重を期する必要があります。何卒ご理解いただけますようお願い致します。
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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