先月16日、JR博多駅近くで、女性が元交際相手に刃物で刺され、死亡するという痛ましい事件が起こりました。警察は容疑者と女性が使用していた『位置情報共有アプリ』を消すように指導していました。
 
実際、女性はアプリを削除していたのですが、事件が起きてしまいました。今、『位置情報共有アプリ』を使ったストーカー事件が相次いで報告されているようです。
 
①スマートフォンにアプリのインストール
②相手に友達申請
③承認されると、相手の情報がリアルタイムで知ることができます。
④移動速度、滞在時間がはっきりと明示されます
 
アナウンサーは『友達でも家族でも知られることに抵抗ありますね』とコメントしています。私も同意です。
 
なんと、今、『位置情報共有アプリ』は若い世代で広がっているようです。
 
以下、若い世代のコメントです。
 
 
この中学生(女性)は、
『暇だなという時に見て、家同士にいるのを確認して、暇だから遊ぼうみたいな。全然抵抗はありません。』
 
 
特に利用が多かったのが10代でした。
話を聞いた25人中17人が利用していました。
 
そのうち、約9割友人や恋人同士で利用することに抵抗はないと答えました。
 
待ち合わせなど直接電話やメールを送ればいいのでは・・・?
 
ところが、
①効率性
『ラインを送って既読がつくかもわからないから、だったら自分でアプリを見て、向かったほうが早いんじゃないかなぁ。位置情報を見た方が、手っ取り早いかなと思います。』
 
 
②相手への気遣い
『道路とかの場所を動いていると、多分この子今車に乗っているんだなぁと。親の車に乗ってきているんだなぁと。親と話をしているのに、俺たちが電話かけちゃったら話も止まっちゃうし、察することが大事です。』
 
 
専門家は以下の通りコメントしました。
『相手に何もしないでもわかってもらうとか、その相手を煩わさないでいい距離感を保つとか、効率的、タイパ(タイム・パフォーマンス)というのが、今はやっていると言われますが、そのような面もあるのかな。そういう使い方が若者の間で支持を受けているんだと思います。』
 
 
さらにネット上には、位置情報が登録されたIDやQRコードが若者によって投稿されています。
 
それだと会ったこともない相手と位置情報が交換できてしまいます。
友だちの数を増やすことが目的のようです。
 
『SNSではフォロワー数やフレンド数が見えるので多い方が人気者というような支持をされます。それがステータスが上であるというような、そのようなものと同一視してしまって、もっとフレンドが欲しい、これだけたくさんいるということを自慢しているのかなと思います。』
 
 
アナウンサー:『それは友達なのかと疑問に思ってしまう。会ったことのない人に位置情報共有とは怖くないですかね。』
 
解説者:『実際若者に話を聞きますと、事件までには行っていないのですけれども、ストーカー行為に合ったという方もいるんですね。使い方を間違えるとやはり危険面があるのかなぁと思います。』
 
アナウンサー:『子どもを持つ親としてアプリを入れてほしくないという思いがあるのですが。』
 
解説者:『コミュニティによっては使うことが前提ということもあるんですね。なのでむやみに強制したり、チェックしたりすると隠れて使われてしまうというリスクがあります。若い世代の価値観を認めた上で、よりよい使い方を親子で話し合っていくことが大切だと思います。』
 
以下、アプリの使い方のポイントです。
 
 
今の若い世代の考え方、理解すること、難しいです。私の子には、『アプリ』ダウンロードをさせません。ストーカー事件がどれだけ恐ろしいことか、家庭で、学校でどのように教えていくのか、喫緊の課題と言えるでしょう。
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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