埼玉県ふじみ野市で起きた、医師など殺傷事件から1年。
 
NHKは介護事業のハラスメント現場を報道しました。
 
 
ある利用者は車いすで生活をしており、『買い物・簡単な料理・掃除・身体的な入浴介助など』をヘルパーに依頼しました。
 
ヘルパーは手順書(6ページ)に従い、練習を重ねて介護にのぞみましたが、2回目の訪問からハラスメントがはじまったと言います。
 
利用者のハラスメントがどんどんエスカレートしていくため、やり取りを録音することにしました。
 
 
 
利用者:『ふざけんじゃねよ。介護ができない人間にいくら教えようと何にも覚えねぇからこうなっているんじゃねえか』
 
と続きました。
 
 
以下ヘルパーのコメントです。
 
 
時間通りにサービスを終わらせてもらえず、他の利用者の訪問が遅れる等、影響も出始めました。
 
もちろん、行政にも相談しましたが、現状は変わらなかったようです。
 
その後、心身に支障をきたし、病院を受診。
 
2年余り耐えたのちに弁護士へ相談して契約を解除。利用者は別の事業者のサービスを受けることになりました。
 
ヘルパー:『本当に辞めていいのか。また自分と同じ人をつくるというのはいちばん強くありました。暴言の利用者さんもごく一部なんですけど、こういう方が多くなってきてしまうとヘルパーさんがどんどん減ってしまう現状も知っていただきたい』
 
 
訪問先で受ける暴力やハラスメント。
埼玉県は医療や介護者を守ろうと対策をはじめました。
 
【関連HP】
 
ケアマネジャーは、訪問先で埼玉県が作成した啓発チラシ「どのような行為がハラスメントなのか」を説明をします。
 
ケアマネ:『お互いに気を付け合って信頼関係を築ける形でご支援進めていきたい』
と伝えていました。
 
 
最後にケアマネージャーのコメントです。
 
現場の安全を守る対策は行政側の喫緊の課題です。
そこで、松戸市はどのような対策を行っているのでしょうか。
 
【今後の課題】
・事業者(ヘルパー)に暴力やハラスメントなどがないか、行政は実態調査をどこまで把握できているのか。
・行政の受け皿、相談窓口は充実しているのか。
・松戸市も埼玉県のような啓発チラシをつくってはどうか。
・介護人材の確保策は
・千葉県としっかりと連携を
 
以上、松戸市と現状について意見交換をしていきたいと思います。
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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