サッカーW杯、日本代表ベスト16位。最後のクロアチア戦PKでは、手に汗握る好ゲームとなりました。勇気を与えていただき、日本代表選手にはただただ感謝しかありません。本当にお疲れ様でした。
 
さて今回もNHK特集『サッカーのクラブチーム』について。最近の首都圏ネットワークはとてもわかりやすく勉強になります。皆様も是非ご覧ください(※ちなみに見過ごしてもNHKプラスで再放送しています)。
 
中学生のサッカークラブチーム『FCスティモランテ』、創設2年目、およそ30人がプレーをしています。地元川越市の企業など、ユニホームにロゴが掲載されています。
 
スポンサーは様々な形でチームを支えています。ボールやミニゴール、ビブスなど提供を受けたようです。
 
スポンサーの整形外科で働く理学療法士です。週1回無料で指導を行っています。
 
練習後には体調面の相談にものり、心身両面を支えているとのことでした。
 
以下、髙橋監督のコメントです。
 
 
 
『サッカー』と『勉強』をどう両立させられるか、指導者の腕の見せ所です。
 
高橋監督は地元企業に100箇所ほどに声をかけたようです。ほとんど断られましたが、熱意が実を結び、13の企業が理解を示してくれました。
 
練習後、生徒が向かったのは市内の学習塾です。クラブチームの練習終了時間に合わせて授業を行ってくれるようです。また、授業料は通常よりも安く提供してくれるようです。
 
以下、塾長のコメントをお聞きください。
 
『投資』だと思ってやっているとのことでした。本当に素晴らしい・・・。
 
一方、ひとり親として子を育てている方のコメントです。このサッカークラブチームがなければ『サッカー』と『勉強』の両立は難しいと考えていました。
 
 
子は成績を上げ、市内の強豪校の進学を目指しているとのことです。まさに高橋監督が目指していた『育成』が実を結びはじめたところと思います。
 
 
最後に高橋監督のコメントを再度お聞き下さい。
 
 
まず、高橋監督の指導力に頭が下がる想いです。100社の企業回りをした熱意も素晴らしく、『サッカー』と『勉強』の両立、これはなかなかできません。
 
一般的に、クラブチームは人口減少社会で、部員やグランドの維持が精一杯で、限られた予算内で、できる活動をしているというチームがほとんどだと思います。恐らくチームの指導者は手弁当(ボランティア)で行い、児童・生徒を育成したいという熱意だけで指導していることでしょう。
 
高橋監督のように自力でスポンサー探しが理想ですが、これは極めて困難です。では、行政としてどんな形で支えられるのか・・・。私は市議選で公約に掲げた『教育バウチャー制度』を導入するべきだと思っています。
 
教育バウチャー制度とは・・・政府(行政機関)から学校教育を受けるためのクーポン券が家庭に給付されます。保護者(生徒)は、自分で好きな塾などを選んで、授業料のかわりにクーポン券を渡します。塾などは集めたクーポン券を自治体に提出して補助金を受けることができます。
 
今回で言えば、クラブチームの活動費や塾の授業料などがそれにあたります。もちろん財源あっての話となりますので、簡単にはできないことだと思っています。しかし、これからの日本を、松戸市を背負って立つ『未来への投資』だと思えば、教育費の中でも優先順位が高いと私は考えます。
 
『もし』は禁物ですが、もし私が市長だったら、教育バウチャー制度を優先的に導入したいと思っています。もちろん、市単独予算ではなく、千葉県や国の補助金を頼りたいと思っています。
 
政治は市・県・国の連携が欠かせません。
 
 

****************************************

 

松戸市議会議員 大塚けんじ

ホームページ:http://k-kaikaku.com/

ブログ:https://ameblo.jp/kenjiotsuka77/

メール:kansha.sunao.geza@gmail.com

 

****************************************