今回も世田谷区。
前回の「せたがやペイ」に続いて、若者の自立支援拡充事業について。
 
児童養護施設や里親の元で育った若者は、高校を卒業を機に自立を目指します。厚生労働省の調査によると、約51%が一人暮らしをはじめるとのことです。この一人暮らしをはじめる若者を「ケアリーバー」といいます。ケアリーバーは月々の収支バランスが上手にできず、「支出のほうが多い(赤字)」と回答した方が約22%。「今後利用してみたいサポートやサービス」では、「金銭面に関する支援」が約29%で最も高く、次いで「住居や食料に関する支援」が約26%でした。

 

世田谷区は「誰一人取り残さない」社会を実現し、孤独・孤立を防ぐためにもひとり暮らしのケアリーバーを積極的に支援していくという目的から、「せたがや若者フェアスタート事業」を令和2年度からはじめました。

 

【関連HP】

~せたがや若者フェアスタート事業~令和2年度事業報告書 | 世田谷区ホームページ (setagaya.lg.jp)

 

【現在】

①奨学金の給付
②区が住居を提供
③食事会の開催などを通じた居場所づくりや地域交流
 
令和4年3月までに集まった寄付金約2億1000万円を原資とする奨学金によって、30人が大学や専門学校に進学したといいます。ところが、生活困窮等を理由に中退してしまった実態が明らかとなりました。こうした事例を受け、見直した結果、来年度から支援を拡充することにしました。
 
【支援拡充後】
④資格取得費用も助成
⑤家賃3万円まで補助
⑥新たな相談拠点を常設
 

 

 

また、群馬県印章業組合は施設の子どもに『実印』を無償提供する協定を結びました。このような支援は子どもたちの自立へ確実に繋がるでしょう。

 

 

関東各地でこうしたケアリーバー支援の輪が広がっているように思います。松戸市にも児童養護施設がありますので、このような支援の輪が広がることを願ってやみません。

 

 

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※自民党員・ボランティア いずれも募集中!

 

松戸市議会議員 大塚けんじ

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