本日行われました公共施設再編特別委員会の議事録を作成しました。私の速記による議事録であるため、一言一句正確でないことを申し添えます。

 

【市長挨拶】慎重審議をお願い致します。

【議案説明】新拠点整備課長、オフィス課長、財政課長

 

(岡本委員)今回の予算案とは他に財産取得、住所変更2/3議決、あわせて3つの議決が必要です。国への要望書には市役所用地と書かれていますが、2/3の議決は必要ないということでよろしいか。

 

(整備課長)必須要件ではありません。

 

(岡本委員)財産取得の議決の後に、位置変更2/3得られなかった場合、土地は無効となるのか。

 

(整備課長)どのような扱いになるかは今後の協議となります。

 

(岡本委員)前回の特別委員会で、放射線量について国に確認をしたのか。

 

(整備課長)旧法務局跡地は公園のように立ち入る場所ではないため、国は調査していません。8/25松戸市で12箇所測定したところ、基準値を超えることはありませんでした。空間汚染調査のみで、土壌汚染調査は行っていません。

 

(増田委員)3月議会で27億円、6か月しか経っていないのに11億円も差があるのはどうかと思う。今後超える場合もあると思うがそれでも買うのか。交通量調査もあると思うが目的は。市役所用地と限定することについて、事実上市役所移転ととれるが、移転と決まったのか。答申について、比較表とからめて変動することがあるのか。

 

(整備課長)改めて評価の見直しをやることになります。今回が上限だと思っています。今回は土地取得であって移転を求めるものではありません。

 

(総務部審議監)交通量調査について、現庁舎における人、車、オートバイ、現在最中であり、全4回でこれまで3回やりました。

 

(オフィス課長)これ以上大きくなる想定はしていません。若干の修正はあるものの何千と増えることはありません。

 

(増田委員)購入費を国は示してくれるのか。

 

(整備課長)国は示してくれません。市の提案額が上回っているかどうかは教えてくれます。

 

(増田委員)総事業費の上限がいくらまでか。交通量調査については、そういうことを踏まえず最終的に決着。最終を待たずに進んでいるように思う。本当にゼロベースなのか。衛生会館どのくらい使えると見込んでいるのか。

 

(財政課長)上限をお示しすることは難しいです。必要に応じて土地の再鑑定を行います。

 

(総務部審議監)ゼロベースは当時のやり取りだと思います。新拠点ゾーンありきではないという趣旨です。当時の答弁の通り、動かせていただいています。

 

(オフィス課長)衛生会館は昭和51年に建設され、平成8年耐震診断を行い、平成14年改修工事を行いました。空調、外壁、屋上の張替えをやってきました。いつまでかは判断することは難しいです。

 

(財務部長)総事業費について街づくりの視点での評価となります。資料のA、B,C案と示し、記載の通りです。

 

(増田委員)上限は特に設定していない。交通量は今もやっているのですね。衛生会館は予測されていないことを確認しました。解体費はどちらが負担するのか。

 

(整備課長)建物つきで買うということです。

 

(増田委員)解体費は不確定か。

 

(整備課長)約2.2億円程度と積算しました。

 

(二階堂委員)今回市役所用地と明確に書かれています。この辺はどういうふうになっているのか。今後事務手続きは千葉事務所なのか、関東事務所なのか。

 

(整備課長)今後は関東財務局で事務手続きを行います。

 

(二階堂委員)この前、関東財務局に行ってきました。国が期限を決めているのかと聞くと、日程は市が決めること、民間に売る予定はないとはっきり言われた。他に競争相手がいなければ最初から38億円も準備しなくてもよいのでは。

 

(整備課長)2社鑑定を行い、1社は38億円、もう1社は約33億円。いきなり上限額を入札することはありません。

 

(二階堂委員)とりあえず当初で出せばいいのでは。なんで急いでいるのか。

 

(整備課長)直近で不足とわかったので。また国に予算書の写しを添付し、目的をしっかりと定めなければなりません。

 

(二階堂委員)私たちが行った時は、急がなくてもいいのかなぁと思いました。繰り返しますが、ゼロベース。市役所用地として用途を決めてしまうと。最初から市役所用地は理解できない。評価も皆さんがしたもので、中立的な立場の人が評価をすればいいのでは。資料4、P17ページの現地建替えの設計期間が長くなっているのでは。余分に5年間もかかることではないか。

 

(街づくり部理事)C案は難しいプラン。基本計画策定で一番重要です。難しいことをやるには一定の時間を要します。いたずらに行程を伸ばしているものではありません。

 

(二階堂委員)現地でやればもっと早くできるのでは。比較表ではわからない。皆さんの考えが移転になっているので。引っ越し費用も高い。公共施設をできるだけ活用してできるだけの費用でやればいい。時間をかけるべきだと思う。今日決めることはなく。

 

(ミール委員)市役所用地取得、理屈が通らない。これまでの議論の中で、予算審議上、まちづくり用地として比較表を提示し、判断してほしいと言っていた。財産取得議案を出すともはっきり言っていた。言ったにも関わらず、出されていない。同時に財産取得と住所移転2/3議案を同時に出すべきだと思う。

 

(街づくり部理事)6/28特別委員会で財産取得議案を出すと答弁しました。いろいろと検討した中で、地方自治法第96条により、議会で議決をしなければならないこともわかりました。執行部の中で許される範疇で、簡単に言えば仮契約がないと議案が提案できないと今回見送りました。

 

(ミール委員)もともと市役所機能再編整備用地で、国から物言いがついて具体的にはっきりと市役所用地にし、明確にした。しかし、議論も途中、検討委員会も途中、交通量調査も途中、判断は今の段階ではできない。財産取得議案は別。この議案に賛成をするということは、移転に賛成することだと思っている。

 

(街づくり部理事)ひとつひとつ積み木を積み上げている状況です。法律の解釈で、いろいろなタイミングで出さなければならないのが見えてきました。今この場で、予算をお認めいただいて、執行部の責任の範疇で進めていきたいと思います。時期をみて2/3条例も出したいと思っています。

 

(ミール委員)現地建替えか移転か関東財務局から意見は示されているのか。

 

(整備課長)市として利用目的を示していただきたいと言われています。

 

(ミール委員)検討委員会では外部委員として市民が2名参加した。市民の意見は本当に少ない。ほとんど市民の発言はなかった。本当にわずか2名、市民参加って言えるのだろうか。ワークショップという話もあって、市が主催するワークショップが行われると町会の掲示板にあった。応募した人が極めて少なく日程を見直すとあったが、なぜ開催の見通しができなかったのか。

 

(整備課長)ワークショップについては、相模台公園リニューアルについてのワークショップで、相模台小に呼び掛けたもので、今回の庁舎のことではありません。

 

(オフィス課長)市民が2名、発言が少ない。恐らく専門的な部分からの検知が必要だと思います。なかなかタイミングがなかったことは反省しています。

 

(ここまでで2時間経過)

 

(大塚委員)そもそも面積が4つも明示されているので混乱しています。そこで整理をするためにも確認ですが、

・30,000㎡ は市役所機能再編整備基本構想(案)

・34,980㎡ は敷地面積8,745㎡×商業地域の容積率400%

・41,000㎡ は庁舎整備検討委員会の中間答申

・43,000㎡ は新庁舎必要面積算定業務、つまりイトーキの数字

ということでよろしいでしょうか。

 

(オフィス課長)その通りでございます。

 

(大塚委員)わかりました。では、前回の特別委員会では、34,980㎡のみA~C案で比較をし、A案が優位であるという説明がありました。もし、30,000㎡または43,000㎡でも比較検討をしているようであれば、それぞれA案~C案での事業期間や事業費を教えて下さい。

 

(整備課長)

30,000㎡について

事業期間 A案 約7.5年間、B案 約12.5年間、C案 約12年間

事業費 A案 約219.1億円、B案 約228.7億円、C案 約222億円

 

43,000㎡について

事業期間 A案 約8.5年間、B案 約13.5年間、C案 約13年間

事業費 A案 約297.4億円、B案 約308.8億円、C案 約302.8億円です。

 

(大塚委員)よくわかりました。出された4つの面積の大小に関わらず、事業期間でA案とB案で5年間の差があることがわかりました。事業費はどの面積でもA案が一番安いことがわかりました。また、先の岡本委員の質疑で、要望書提出に2/3議決が必要でないことも確認できました。ミール委員の質疑で、執行部の責任の範疇で進めていきたいということも確認できました。私からは以上です。

 

(中川委員)10億円の増額、38億円の上限を決めた。もっと安くしてほしいという視点。国有地払い下げてから土地区画整理事業。なぜ財産取得してから区画整理なのか。テクニカル的に、国が持っている中で財産取得することも可能だったのではないか。

 

(街づくり部長)駅近傍から新拠点ゾーンとしての有効活用が良いと考えました。道路等一体にできるため、土地区画整理事業としました。松戸中央、いわゆる相模台公園は国より無償で貸し付け、引き続き無償にて貸し付けていただけるとのことです。保留地で事業費も賄うことができるため取り入れました。

 

(中川委員)これまで全国事例として国有地のまま区画整理をしたことはあるのか。

 

(街づくり部審議監)全国的にもそうそうありません。立川市と昭島市が66ha、立川基地跡地、米軍跡地を区画整理したと聞いています。瀬谷区も米軍基地返還され、土地区画整理事業の認可に向けて進めていると聞いています。

 

(中川委員)今度国との交渉にあたり松戸市のベスト案で、固定観念でやらずに交渉するべきだ。他にもいっぱい質問がありましたが、時間がないのでやめます。

 

(伊東委員)※二階堂委員の質疑を受けて

参考資料4、P17の行程表について、別館と議会棟について、老朽化工事をせずに、使い続けるということはできるのか。

 

(街づくり部理事)耐震工事をしないでつながっていくとは全く思いませんが、老朽化工事は必要と考えます。

 

 

質疑は以上  つづく。

 

(ここまでで2時間20分経過)

 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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