昨日に続き、一般質問第4日目（最終）のご報告をさせていただきます。今回は、クリーンセンタースポーツ施設貸し出しが重要問題であるため、できる限り詳細な議事録としました。重ねて私の速記による議事録であるため、一言一句正確でないことを申し添えます。
25 松政クラブ 石井勇
【質問】クリーンセンタースポーツ施設の不適切な貸し出しについて。記者会見で市長はなぜ着座で謝罪したのか。架空団体は何団体なのか。職員の処分は顧問弁護士に相談しているか。
【環境部長答弁】記者会見での冒頭の謝罪についてですが、定例記者会見後に報告をさせていただきました今回の事案に対する会見につきましては、当該施設を所管する部長として本事案の重大さを鑑み、謝罪したものでございます。また、市長・副市長をはじめ職員全員が今回の事態の重大さは十分認識しているところでございます。次に架空団体の内訳といたしましては、室長補佐が5団体、会計年度職員が3団体の合計8つでございます。また、一方で当該団体自体も架空の団体を5つ作成し、抽選に参加しておりました。職員の処分につきましては、顧問弁護士からは、施設予約を管理する立場であることを考慮すると、懲戒処分である戒告もやむを得ないとの助言をいただいておりますが、処分量定につきましては行為の動機、状況及び結果の他、職員の日頃の勤務態度等を考慮した上で決定をしてございます。
【第2質問】市長が着座で謝罪したことは理解できません。環境部長だけが所管の部長として立って謝罪をしたとういことは、地方自治体のトップであり、職員の任命権者である市長は立って謝罪をする必要はなかったということですよね。再度答弁を求めます。架空団体を作って渡すこの行為を重く受け止めていただきたい。架空団体の中には市議会議員の名前で、作られていたものもあったと、昨日の中西香澄議員の一般質問で明らかになりましたが、これは本人の了解なしであれば文書偽造です。そこで再度、伺います。架空団体の登録証をスポーツクラブのどなたに渡したのでしょうか。顧問弁護士は、職員の処分に際し、戒告もやむを得ない、すなわち懲戒処分相当とアドバイスされたとのことです。これは弁護士もこの問題が重大なことと判断した証左ではないかと思います。ところが市長は、動機や職員のこれまでの勤務態度等から懲戒処分ではない訓告としたとのこと。まったくもって納得できるものではありあせん。子どもたちに優先的に利用させてあげたかったという動機も、落選した団体にも子どもたちがいたと思います。その子たちのことはどうでもいいということなんでしょうか。市役所のほとんどの職員は法令を遵守し、真面目に業務を遂行している。それは私も、ここにいる皆様もご存知のことと思います。しかし、過失ではない故意になされた不適切な手続きを、このように総括もなしに幕引きするならば、やがて組織が崩れていく、そのような心配をしてしまいます。再度、事の重大さを改めて認識していただき、処分の見直しを求めます。以上２点再度の質問です。
【環境部長答弁】謝罪についてですが、部長として謝罪したものです。登録証は指導員の方に渡しました。
【要望】今回の件で市職員に相談をした指導員である市議は、一面のコートを半分に分けて二面にすることや使っていないプールを床や畳にすること等を相談のときに要望したと、ご自分のホームページに記しています。地域の実情を理解せず、不祥事解決の名のもとに、この市議およびスポーツクラブへ、さらなる便宜が図られることのないよう強く申し上げます。
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26 日本共産党 平田きよみ
【質問】小学校の部活動について設定期間・大会等との関連について現在の実態は。
【教育長答弁】松戸市は球技と陸上大会を行っています。学校行事に支障のないようにしています。朝練なし、ノー部活デー、無理のないように週に１回の休養日を設けるよう伝えています。各学校において職員会議で話し合ってもらい、大会前後での活動を決めてもらい、大会実施をしています。近隣市では船橋市は陸上大会なしで、サッカー大会を行っています。市川市は陸上大会と相撲大会を行っています。これまでの学校部活動から地域社会との連携を段階的に取組み、地域移行の取組みをはじめたところです。様々な角度から環境を整えいますが、地域スポーツ団体と協議をしていきたいと思います。
27 市民クラブ 深山能一
【質問】欠席
28 日本共産党 宇津野史行
【質問】学校の通知表について、「主体的に取り組む態度」の評価のあり方に疑問をもっている。
【教育長答弁】指導要領に基づいて３つの観点から評価をしています。例えば、ノート、レポートの記述、発言、自己評価、総合評価等をみていますが、個人によって異なります。単に行動面だけを評価することではなく、内面もみて判断していますが、簡単なことではありません。現在研究を進めているところではあり、透明性を確保できるよう、グローバル化に合わせ、児童生徒の資質能力を高めていきたいと考えます。
29 市民クラブ 岩堀研嗣
【質問】公園などにおける市民からのSNSを活用した情報提供による行政サービスの拡充はできないか。
【街づくり部長答弁】公園に関して2000件を超える電話、メール、手紙が届いています。木が倒れてい等緊急性の高いものもあれば、砂など日常的なもの、ルールを守らない利用関係等があり、現地を確認し、委託業者へ迅速に対応させております。安全確保、サービスにつながることから調査研究してまいります。
30 松政クラブ 杉山由祥
【質問】内閣府が立ち上げた「ISUT（災害時情報集約支援チーム）」について、松戸市でも利用してはどうか。
【副市長答弁】大規模災害時、都道府県に赴き、避難所開設状況・災害情報・地図を作成し、ウェブで公開することで本部と同じ状況を共有することができ判断材料となります。福島県沖地震、静岡県熱海市土砂災害等で使用されたと聞いています。今後も内閣府から注視し、情報連携に努めていきます。
【本日の感想】
今回はクリーンセンタースポーツ施設貸し出しについてポイントを整理したいと思います。
①議員等の名前が書いてある団体の登録証が偽造して提出され、登録証は指導員に渡したという答弁
②団体が架空団体であることがわかり、削除をしたため、名簿を破棄
③団体の利用料は無償（タダ）だった
④他の団体にも免除はあった
⑤優遇措置についてはわかりません
架空団体に議員等の名前が書かれ、名簿は保管することなく破棄。議員が書類を提出したのであれば、議員自身が公文書偽造にあたり、市職員が勝手に議員の名前を使って書類を提出したのであれば、市職員が公文書偽造にあたります。また、団体の利用料は無料で、なぜそういう経緯になったかは不明とのことです。結局架空団体の名簿が破棄されたことで、一切の証拠不明という状況。これ以上は憶測での議論になります。私は、当該議員が一切関与していないのであれば、正式に記者会見をして事実を述べるべきだと思います。但し、行政側も名簿を保管することなく破棄したことは法に抵触すると強く指摘します。
今後の対応について、会派内で話し合いたいと思います。
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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