結論から申し上げますと、このニュースは酷いと思います。何が酷いのか、しっかり解説したいと思います。
 
まずは、報道の通り、介護老人福祉施設を巡って、行政側と市議会側で意見の対立があったようです。意見対立は正直よくあることだと思っています。
 
 
市議会は『議会軽視』という理由も重なり、市長に対する不信任決議(21人中20人が賛成)を可決しました。
 
 
これで村木市長が取れる手段は2つ。
①市長が失職をするか
②市長が市議会を解散させるか(※市長は議会の不信任決議が不当であると考える)
 
 
 
あきる野市長が選んだ手段は②市議会の解散でした。
 
 
(心の声:あなたが辞めて市民に問えばいいのでは・・・・)
 
 
ということで、まもなくあきる野市議会議員選挙となります。しかし、昨年の6月に市議会議員選挙したばかり。まだ1年しか経っていません。それでも市議会を解散させるとは・・・・。
 
加えて、もし市長自身の決断が間違っていないのであれば、自分が辞職をして再度市長選挙を行えば良いはず・・・。
 
 
【ポイント整理】
・市長に対し市議会議員21人中20人が不信任決議に賛成している
・市長は市議会を解散させた
・その市議会は昨年選挙をしたばかり。また選挙費用を支出。
・結局、新しい市議会が再び市長に対し、不信任決議を可決したら市長が失職となる(※現職がほとんど負けるとは考えにくい)。
・どちらにしても市長選挙の公費がかかる。
 
 
【私の考え】
こうしたケースは大体、現職市議が市議会議員選挙で勝ち上がり、再度市長に対し、不信任決議を再度可決する可能性が高いと考えます。結果的に、市議会議員選挙と市長選挙の2つを行うことになり、税金の二重投資となってしまいます。市長の決断が税金の無駄遣いにつながるケースの典型例で、昨年行ったばかりの市議会議員選挙を解散させるのは、腑に落ちません。自分の決断が間違っていないのであれば、なぜ自身が辞職して、市長選挙で信を問うという選択をしなかったのか、私には理解できません。さて、あきる野市民はどういう決断を行うのでしょう。しっかりと注視していきたいと思います。そもそも、市長が市議会に対し、きちんと説明をしていればこんなことになりませんでした。
 
 

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松戸市議会議員 大塚けんじ

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