今日は学校施設について考えていきたいと思います。松戸市では現状296棟。うち、6割の建物が築40年以上経過し、老朽化が進んでいます。耐久年数は60年程度と言われており、順に建替え工事を進めて行かなければなりません。そこで、今後についてどう進めていくのか・・・。
【これまで行ってきた対策】
・耐震工事
・アスベスト対策工事
・教室冷房化
・トイレ様式化
・随時施設内改修工事
【文部科学省】
「文部科学省インフラ長寿命化計画(行動計画)」を策定し、学校施設を対象とした長寿命計画を早期に策定するように求めています。
→(簡単に言えば、耐久年数60年のところを改修工事をして90年まで延ばしてはどうかということ)
【比較検討】
①従来通り60年経過した校舎から建替えした場合の予算
②長寿命化することでかかる改修工事予算
※以上2つの財源比較が必要となります
【これからの動向】
・少子化
・35人学級の導入
・特別支援学級、情緒学級、多様性を重視したクラス配置
・オンライン授業の整備
【東京都町田市の取り組み】
【今後の課題】
・松戸市内で児童数が偏り、ある学校では新1年生が1人だった程。
・ICT化、部活動民間委託、教員の多忙化
・学校の維持管理費
・通学路安全対策の限界
【3月定例会】
松戸市の方向性が示されると思います。それに伴い、私自身の考えをどうするか、会派内の意見をどうするか、しっかりとまとめなければなりません。ただ、我が会派としては、先にも述べたように新1年生が1人だけだった学校等は積極的に統廃合を行うべきという考え方です。もし、統廃合することで学校が遠方になったのであれば、スクールバスを導入すればよいでしょう。個人的には町田市の案に賛成です。
湯水の如くお金が湧き出てくればいいですが、税源は限られています。長寿命化でごまかしと言ったら失礼ですが、長引かせるのではなく、市内小中学校の統廃合計画を進めるべきだと考えます。今の段階で、その財源はいくらになるのか、できる限りの積算を行い、上の【比較検討】③に追加して、議会へ提示。検討の幅を広げるべきだと思います。
ただ、予想されることは、某政党が「東松戸病院反対」というように、「小中学校統廃合反対」という運動が出てくることは明らか。これを考えると、教育委員会も積極的に動きにくいということは理解できます。某政党は、何でも「反対」と運動することで存在感を示していることもあり・・・。一体、松戸市財政をどう考えているのか、財源について主張を聞きたいものです。
皆様はいかがお考えでしょうか?