本当に恐ろしい出来事だ。タリバンは、わずか10日で首都カブールを支配下に収めた。タリバンの「勝利」である。

問題点は以下の通りである。
①アメリカは国益にならないと、政府軍を撤退させた
②米装備品がタリバンに横流しされることが常態化していた
③タリバンは女性に「教育」と「就労」は許さない。結婚は「強制結婚」もあるとのこと。
④タリバンへ中国とロシアが関与の度を深める

以上から決して他人事ではない。一つずつ解説したい。

①20年と880億ドル(約9兆6千億円)かけてアメリカがアフガニスタンの政権維持に協力してきたが米軍が撤退したとたんにこの事実。もし日本からアメリカが撤退したら、沖縄県、北海道はじめ本土を他国から守れるか。自衛隊のままでいいのか。

②残念ながら命を落とす一方で、武器で利益を得ている方もいるのではないか。

③日本で多様性が遅れているという議論をよく聞くが、タリバンはそこまで至っていない。女性に「自由」がなく、恐ろしいと思うのは私だけか。

④中国やロシアは言わずと知れた「全体主義」国家。首席や軍へは服従である(香港のデモで逮捕される映像を見れば明らか)。そうした勢力が拡大していくと、一体世界はどうなるのか。

結論、一日も早く憲法改正し、日本が他国に頼らない自主自立できる軍を持つこと。憲法改正に否定的な野党はこの事実をどう受け止めているのか。憲法改正の議論が進まない現状、理解に苦しむ。