昨日3月定例会終わりました。
気づくことありましたので、ご報告させていただきます。

今回一番議論となったのは、【新松戸駅東側土地区画整理】についてでした。ズバリ進めるか、一旦立ち止まるかの二者択一。

特に悩ましいのは、該当地の大部分を所有している地主が今事業に難色を示しているということです。

反対派の意見は『地権者は反対している』『行政の説明不足』『行政が強引に進める』『行政は具体的な資料を示さない』というような議論をされていました。

一方で、賛成派の意見としては、『地権者は賛成している』『火災や救急などの緊急時に、大型車が侵入できない等の不便があり、しっかりと整備をしてほしい』という議論でした。

街づくりを前進する際、全員が賛成で進めるということ、なかなか聞きません。こうしたとき、両者の意見を踏まえた上で、政治判断しかありません。つまり、多数決で決めるということです。

まずは会派内。
両者の立場にたって、侃々諤々議論をします。大変難しい判断となりましたが、地元市民は区画整理事業を進めてほしいという声が大部分であるというのが最大の決め手で、我が会派は賛成にすることを決めました。

続いて本会議。
公明党・市民クラブも賛成し、賛成多数で可決。

新松戸駅東側の土地区画整理事業が前進することになりました。

一日振り替えると、おそらく1/3の議員が反対【討論】をしました。沢山の時間をかけての新松戸駅東側の反対【討論】で、他の議案は記憶が薄い位です。それだけ反対への思いが強かったように感じます。であれば、気づくこと1点。

本会議の【討論】を聞いて、賛否を判断することは私の経験上、ほぼありません。つまり、会派内で議論をした上で、賛成・反対の議決を決めてから本会議にのぞみます。だからこそ、大切なのは、本会議が始まる前に、例えば、『どうしても議案を反対してほしい』というような話が我が会派にあってもよかったのでは...。

となると、本気で与党会派を説得して反対という議決を勝ち取りたかったのか疑問が残ります。こう言うと、密室で決めていると悪いイメージとなりますが、では例えば民間会社の取締役会をイメージして下さい。一から全部議論をしているでしょうか。通常会議もイメージして下さい。だらだらとする会議が良い会議と言われている時代でしょうか。会議は短く、共有することが目的とも言われています。

ノープランで本会議にのぞむ議員なんているとは思えません。

それだけ事前の侃々諤々が議論が大切であるということです。繰り返しますが、そうした反対派の議員から、少なくとも私に反対して欲しいという要望もなかったので、私は反対【討論】を聞いても、議決にブレはありませんでした。

きっとどの議員も松戸市を良くしたいという気持ちに変わりはないはずです。だからこそ、本会議前に侃々諤々の議論を会派同士で行い、全会一致に近づく議決となるような本会議を目指したいものです。