下の写真は1度は目にしたことがあると思います。
『山一証券の自主廃業(破綻)』
の記者会見です。
当時の社長は
【社員は悪くありませんから】
謝罪をされた社長は、会社内で何が起きているか直前まで知らされておらず(私もドラマを観て初めて知りました)。社長になってすぐに自主廃業という何とも情がうつる場面でした。
なぜ4大証券会社の一つが破綻してしまったのか、ノンフィクションで描いた作品が『しんがり』というドラマです。
主人公は倒産した後も、なぜ山一証券が破綻をしてしまったのか、『社内調査委員会』を立ち上げます。徹底的に、内部状況を明らかにし、同じ過ちをしてはならないということで。
結論を簡単に言えば、自分の出世のために、簿外債務をし、それを社員は知っていながら、知らないふりをし、借金が膨らんでしまったということ。
主人公は言います。
『もし我々社員一人一人が会社や上司の不正に目をつぶることなく、会社のためという言い訳にも逃げず、自らの判断でひきかえす勇気がもてたのなら、このような事態は必ずさけることができたのです』
私は市議会議員ですので、私の立場で言えば、虐待・犯罪等の事件が起きてからでは遅いのです。異変に少しでも気づいたならば、警察と連携する等の未然防止がとても重要であります。
このドラマから学んだことは、今後の進むべき方向が違う方向へと行ってしまうと思ったら、勇気を出して、例え上司と言えども、自身の意見を素直に伝えることだと思いました。
※春の選抜高校野球の開催中止は大変残念ではありますが、国民の命や高校球児のことを考えれば、ウイルス感染を未然に防ぐ英断だと思います。