いよいよ本日から松戸市議会がスタートしました。

国会では経済・外交等重要な委員会中に『桜』の質疑がされています。もっと重要な議論があるのに...と思う国民も少なくないでしょう。松戸市議会はどうかといえば、議案の内容と程遠い内容であれば、委員長からストップがかけられます。つまり『桜』のように、議案と関係ない質疑はできないことになっています。その点では、国会より市議会の方が正常と言えるでしょう。

さて、明日はいよいよ一般質問です。どういう気持ちでのぞむのかいつも悩まされます。そんなときに...
正論12月号を読みました。
自民党の細田本部長は憲法改正に向けて、ズバリ
【野党との改憲論議『北風』はやらない】
と言っていました。

そもそも『北風と太陽』の物語とは?

あるとき、北風太陽が力比べをしようとする。そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。

①まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

②次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。

これで、勝負は太陽の勝ちとなった。

【教訓】手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができる。また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる。

細田本部長は『北風はやらない』と言っています。つまり、憲法改正に向けて、与党として数があるからといって、強行に成立させようという態度をとらない。野党をどこまでも説得していくとのことです。

一方で、他の経済紙には、『北風型の経営者も必要』とも書かれており、一概にどちらの方がいいとは言えなそうです。

で、私はどうするか。自分の性格を考えた時に、やっぱり『太陽』だと思います。今回の質疑で市役所側といろいろなやりとりがあって、明日の本会議にのぞむわけではありますが、市役所は、私が訴えたいことを十分に理解していただいています。しかし、質疑の場所が本会議であれば、言えることと言えないことがあります(恐らく、民間会社の会議でも同じだと思います。会議によっては、本音で言えるところと言えないところがあろうかと思います)。

もし、よい答弁がかえってきたら、私が一般質問をしたからではなく、先輩議員が繰り返し議論をしてきて、たまたま私が質問したときに、公表できるタイミングだったというのが私の経験上の見解です。例え、積極的な答弁内容でなくてもいいのです。本会議で議題として上げ、それをきっかけに市議会と行政で繰り返し繰り返し議論を進めていく、それが重要だと思います。

いずれにしましても、明日の一般質問は松戸市民の代表として、前に進める議論を展開していきたいと思います。

※12月6日(金)10時半過ぎ 

インターネット中継https://www.city.matsudo.chiba.jp/smph/gikai/i-gikai_tyuukei.html