夏休みの思い出を新聞に NIE出前授業

という新聞記事が取り上げられています。

実はこのNIE出前授業について、私が9月定例会で取り上げたばかりでした。なぜこのNIEについて取り上げたかと言えば、中学3年生、小学6年生に行われた全国学力テストで、『新聞を読む習慣の子どもの正答率が高い傾向』を文部科学省が明かにしたからです。

しかし、家で子どもに対して、『新聞を読みなさい!』と伝えたところで、なかなか読まないのが現状だと思います。子どもが新聞を読む習慣をつけさせるにはどうしたらいいのか....それがNIEです。

具体的に、新聞記者が学校へ出前授業をします。例えば、少し重たいテーマ『出生前診断の是非』に対し、自分の意思とは関係なく、賛成派・反対派に分かれてディベートをします。多面的な視点を養う大変良い機会となり、これをきっかけに社会問題に関心を持ち、日々新聞や読書をする習慣がつくと言われています。

加えて、家に帰って、例えば『お父さんはこの問題どう思う?お母さんはこの問題どう思う?』と聞けば、きっと答えがかえってくるでしょう。もし、親が知らなかったり、関心がなかったとしても、子どもからの質問であれば、勉強をし、子どもに対して答える努力をするでしょう。すると、家庭で会話が生まれ、社会問題に関心を持つきっかけになると思います。

大切なことは、学校で特別な授業をやった後が大切です。その場で、良かったで終わらせるのではなく、いかに勉強を習慣化させるのか。教育委員会はその環境を整えること、つまり勉強は学校だけでなく、日頃が大切だと児童・生徒へ意識づけさせることが、学力向上へと繋がっていくと考えます。

教育委員会はじめ学校関係の皆様。
どんどんNIEを活用した授業を展開しましょう。

保護者の皆様。
新聞を通して、社会問題について児童・生徒と話をしましょう(食事中はテレビを消して(^_-))。