とっても幸せな小説。何度鳥肌が立ったことか...。わくわくして最後のページにならないでと1枚1枚めくりました。こんな小説読んだことがありません。終わってみて、私の今夏の目標はもちろん『勇気』!
 ネタバレしない程度に印象的であった場面を振り返ります。小学生6年生男3人組が夏休み直前から騎士団を結成し、物語が進んでいきます。男3人組が『勇気』を出す場面が多くあり、そこを紹介したいところでありますが、詳しくは本をご購入して下さい(^O^)

 1点だけ言わせて下さい。言葉遣いの悪い女の子や学校近くに住むおばあちゃんが小学生に意地悪をする場面が出てきますが、主人公の男3人組は、原因は自分にあるということに気づきます。これは百田尚樹さんらしい文学で、政治家の私はこう感じました。

 『中国、韓国、北朝鮮から日本は標的にされている。他国はなぜ日本に対してそんなことをするのか?』(いきなり政治の話でごめんなさい)

 その原因は日本にあります。例えば、天安門事件で中国が窮地に陥ったとき、どの国よりも先駆けて経済制裁を解除したのは日本でした。北朝鮮には1200億円の米を提供し、河野談話までしたのも日本でした。韓国のインフラ投資をしたのも日本でした。これを百田尚樹さんは『今こそ韓国に謝ろう』で紹介されています。

 日本がしてしまったことは今さらどうしようもありません。今できることは、男3人組のように、『勇気』を出して、自分の主張をすることだと思います。とても大切なことを気づかせていただいた、本当に素晴らしい作品でした。

 私もこの夏、『勇気』を出して一つ動き始めようと思います。百田尚樹さん、本当に有難うございました。