産経新聞に面白いコラムがあったので、一部要約し紹介したい。

大阪で開かれたG20首脳会議(サミット)夕食会での安倍首相のスピーチが、物議を醸している。首相は大阪城について『ひとつだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました』とスピーチした。この一言に、朝日新聞は『首相発言 バリアフリー軽視と指摘』と攻撃した。SNSの発達で、ちょっとした一言が炎上する世の中はなんとも住みにくい。トランプ米大統領がつぶやいたTwitterの一言で、米朝首脳会談が実現する時代である。政治家にとってたった一言が得点にも命取りになる。

私も市議会議員として、発言には十分に注意をしている。自身の主義主張を変えることはないが、場所と空気を見ながら、本当に発言していい言葉かを慎重に考えている。今こうしてブログを書いているが、何度も読み返し、間違いがないか確認している。

トランプ米大統領が米朝首脳会談を実現したこと、つまり、今まで韓国が仲介役となって北朝鮮と間に入っていたが、もう必要ない。直接SNSによって交渉できる世の中になった。米朝首脳会談が実現した世の中になった。これを産経新聞は『得点』と表現している。

しかし、慎重に考えたい。サッカーで『得点』をとるためには、一人でドリブルしてシュートとはいかない。ほとんどケースで、チームのアシストがあって最後にシュートを打ち、『得点』となるのだ。一人のドリブルだけで相手ゴールに向かうのは、『得点』につながりにくく、加えてチームの仲間からも嫌われてしまいかねない。

どんなに便利なSNSが発達しても、SNSの使い方を間違えると、結果として『得点』には繋がらない。それどころか『孤立』する恐れがある。その為、私は従来通り、SNSに然程頼ることなく、同じチームの仲間を大事にして、チーム全員で『得点』に繋げていきたいと思う今日この頃である。