ついに、京都から東京を目指す「中山道歩き旅」が始まった。初日は京都三条大橋を出発し、滋賀県にある武佐宿という所まで。、48km、10時間の旅であった。 


 途中で見つけた看板によると、江戸時代の旅人は1日10里(約40km)を基準として考えていたようだ。そのため「京都発ったら守山泊まり」と言われ、武佐宿の一つ手前の守山宿に泊まるのが一般的であったようである。守山宿までは、京都から8〜9里だから、ちょうどよかったのだ。 

守山宿本陣跡

守山宿の風景

 しかもこの守山宿から武佐宿までが、異様に長い。なんと3里(12km)もある。 

武佐宿本陣跡

武佐宿は、こんな感じの手作り感のある看板が多く可愛らしい。

 今日のコースでも、最後の一踏ん張りが辛かった。歩いても歩いても、なかなか武佐宿につかない。疲れもたまり、気温も高く、田園風景が広がるばかりで見どころも少ない(田園風景自体は美しい。しかし長く続いていると飽きてしまう。なにせこちらは徒歩なのだ。)。確かに守山で泊まれば良かった、と思ってしまった。最後の5kmでかなり足にきた感じがする。 


 しかし、これで距離は稼げた。山中を進む中山道だからこそ、まだ平らな道が続いているうちに距離を稼いでおくのが得策だろう。 


 そしていつも歩いていると思うが、こんな旅を次の写真のような荷物(年貢米)を引っ張って運んでいた江戸時代の人々は、どれだけ大変だったことか… 



 〜今日の記録〜▽通過した宿場町:大津宿、◎草津宿、◎守山宿、(間の宿鏡宿)、武佐宿 ※◎は歴史的なものが多く残る宿場4/69宿通過 残り65宿▽距離本日:48km残り:489km▽歩行時間本日:10時間1分累計:10時間1分