9月5日、ウガンダの小学校で3学期が始まりました。政府の発表した公式の予定では12月9日までの3学期。卒業試験や進級試験も行われる大切な学期です。

2学期開始の記事 

にも書きましたが、初日からちゃんとくる生徒の数は多くありません🇺🇬寮生もいるので初日から数日は移動日のような感覚なのだと思います。

特に初日は校庭に車がたくさん。大きな荷物を抱えた寮生たちが、次々と到着しては寮に荷物を運び入れていました。

なぜか三菱マーク。自分のものを見分けるため、色々なマークが付けられています。

ちなみに寮はこんな感じ↓。

2段ベッドが大量に並んでいるだけで、個室なんてありません。勉強部屋もないので、宿題や勉強はあいている教室を使うか、ベッドの上でやるそうです。

任地についた当初は「密すぎてコロナ対策が心配…」なんて思っていましたが、今では当たり前の光景になってしまいました。慣れって怖い…😱

  3学期の目標

 モチベーションアップ

2学期の振り返りの記事 

に書いたように、残った課題は算数が苦手な子達のモチベーションアップ。そしてMr. Copymachineからの卒業。どちらも原因は「間違えるのが恥ずかしい」という感覚が日本の子達以上に強いことだと感じています。

そのため「自分一人で間違えたのではない」という逃げ道を作ってあげるために、今まで以上にグループ活動を活発に行えるような工夫をしていきたいと思っています。

 怒らない指導

2学期はズルしてしまう生徒に対して強く怒ることが多かったような気がしています。これを改めて、ちゃんと挑戦している子を褒めることに重点を置いて指導していきたいと思います。できないところを責める指導ではなく、できるところを褒める指導を

 先生方への指導助言

日本式授業法の拡大も3学期の課題の一つ。2学期に順調に進んだため、3学期も継続して、できればもっといろいろな先生に実際に使ってもらえるように、積極的に売り込んでいきたいと思っています。

幸い、管理職からAsistant-DoS (Director of Study)に就任してほしいとの打診を受けました🙌

これは日本の学校で言う教務主任補佐?研究主任?のような仕事のよう。先生方に研修をしたり、授業を見てアドバイスをしたりしてほしいとのことです。

まさにこれからやりたいと思っていたことなので、願ったり叶ったり。少し忙しくなるかもしれませんが、頑張って挑戦したいと思います。

 小さなハートプロジェクト完成

もう一つ大切な課題が、「小さなハートプロジェクト」に図書館完成と英語書籍の寄付。そしてその活用促進。こちらの記事 

で書いたように、2学期の最後には現地建設業者と連絡が取れなくなってしまいました。

そして今だ連絡がついていない状態…イライラ、モヤモヤが募り、つい「やらなきゃよかった」なんて思ってしまいます😢

でもこのままストップしてしまうのは悲しいし、支援先の学校にも大迷惑。そのため新しい業者を見つけてでも、何とかして図書館を完成させたい

日本からもたくさんの本や筆記用具などを寄付して頂きました
英語の「ラダーシリーズ」。出版社から直接寄付していただきました🙇

頂いたご厚意を無駄にしないためにも、諦めずに頑張りたいと思います。

  最後の学期

3学期に頑張りたいことを書いてきましたが、何をそんなに焦っているかというと、この3学期は僕がちゃんと最後までいられる最後の学期だからです。

現職教員派遣制度を利用して来ている僕の派遣期間は、訓練開始からの2年度間。つまり2023年の3月までです。次の3月には日本に本帰国し、4月からは日本の学校に復帰します🇯🇵

本帰国までまだ7ヶ月ほどありますが、12月、1月は学校は休み。3月はJICAへの最終報告や事務手続き等で首都にいることになりそうなので、実質ちゃんと授業ができるのは今学期が最後なのです。

残された時間も少なくなってきている中で、この国に何を残せるか。悔いの残らないように、最後まで頑張ろうと思います。3学期も応援よろしくお願いします!

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