12月1日任地に赴任して、約1週間が経ちました。いろいろな経験ができてとても充実しています。

  ンデジェの洗礼!?

が、しかし…赴任して最初の2日間は本当につらかった…泣 夜になると、体中に蕁麻疹ができてしまったのです。最初は赤い発疹が出てきて、ダニにでも刺されたかと思ったのですが、発疹はどんどん増え、しまいには全部が合体して巨大な一つの腫れになる始末…ちょっと気持ち悪いですが、同じように悩む協力隊員がいたら…とも思うので、写真も載せておきます。

(これでも引いてきた方の写真です…)

こんなにひどかったのに、なぜか朝になると収まります。発疹もかゆみもスーッと引いていったので、初日は「もう大丈夫かな?」と油断したんですよね。でもダメでした。2日目の夜もまったく同じ症状に… 当然眠れず、かゆみに耐えながら朝を待つことに。多分二日間合計で5時間は眠れていないでしょう。本当に怖かったしつらかった…

  相談、そして病院へ

3日目の朝、健康相談員さん(各国のJICAにいらっしゃり、隊員の健康相談にのってくれます)に相談すると、ダニというよりアレルギー反応のようだから、近くの病院で薬をもらうようにとアドバイスを受けました。

アドバイスに従って病院へ。でも、外国の病院は怖い…

なんて思いながら行ったのが、ンデジェの村の小さな病院。



受付に座っていた女性が看護師さんで、受付をしようとするとそのまま話を聞いてくれ、診断もしてくれました。それによると、やはりアレルギーだろうとのこと。

「何のアレルギーかはわからないけど、ムズング(黒人でない人)は肌が弱いから気候や日差しでこういう症状が出ることがあるのよ」と、丁寧に説明してくれました。

すぐに薬も出してくれて、日本の病院よりよっぽどスムーズでした。しかも薬は2種類5日分も処方してもらって、たったの4000シリング。日本円にすると約120円という安さです。逆に心配になってしまいますが…(笑) 


薬は怖かったので(日本でも薬嫌いです。薬アレルギーもあります。)、健康相談員さんに薬の名前を伝えて確認。よくある薬なので大丈夫とのこと。少し安心して、その日の夜から薬を服用しました。

何ということでしょう!あんなに痒かった発疹が、まったく出ないではありませんか。かゆみがなくなり、夜もぐっすり眠れるように。あんなに怖かった薬の服用が、今では毎日の習慣になっています。むしろ薬がなくなるのが怖い…

  協力隊員の皆さんへ

何か不調が起こったら、すぐに健康相談員さんに連絡しましょう!小さなことでも適切に丁寧にアドバイスしてくれます。少なくともウガンダではそうでした。

そして外国の病院や薬を怖がってはいけません!とても丁寧に対応してくれます(なんなら日本より丁寧かも?)し、薬はちゃんと効きます。僕も外国の(しかもアフリカの田舎町の)病院や薬はちょっと…なんて思ってしまっていましたが、こんな思い込みは早く捨てるべきです。疑ってしまったアフリカの医療従事者の皆様に、謹んでお詫び申し上げます。

  ウガンダの医療機関

ところで、ウガンダには様々な医療施設があります。参考までにご紹介します。(健康管理ハンドブックより)

⑴National Refaral Hospital 国立の最高峰の医療機関
⑵Regional Refaral Hospital 医師がいて入院や難しい手術も可能。専門医外来がある。
⑶Health Center 4 医師がいて入院や一般的な手術が可能。
⑷Health Center 3 クリニカルオフィサー(医師資格はないが一般的な病気の治療方法を短期間で身につけている)がいて、検査室がある。
⑸Health Center 2 准看護師や助産師がいて、日常疾患の典型的な治療を行う。
⑹Health Center 1 無資格者が管理しており、薬は出せない。アドバイスのみ行う。

と、このように分類されているようです。協力隊員には⑷以上の使用が認められています。
首都にはたくさんの病院があり、日本と変わらない医療サービスを受けることができます。予防接種のために大きな病院へ行きましたが、対応も注射も丁寧で、全然痛くありませんでした。

なお僕が今回行ったのは、首都にある病院の出張所でした。週に1回、首都の病院から医師が出張に来てくれるとのこと。

また歯医者もいい病院があるとのこと。「途上国の歯医者は抜くだけ」なんて噂もありますが、そんなことありませんよ!

  ウガンダ医療の課題

 医療・看護学校卒業後、様々な理由から地方に赴任したがらない人が多いそうです。そのため、70%の医師は都会にいるそう。結果、首都と地方で大きな医療格差が生まれてしまっています。でも確かに、自分が医師だったら首都で働きたいと思ってしまいそう。この医療格差問題、どう解決したらいいと思いますか?



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