青年海外協力隊には、任地への本配属の前に首都での訓練があります。その一環として実施されるのがサイトビジット(任地訪問)です。


コロナ前には首都から自力で任地まで行き、自力で帰ってくるという過酷なものだったようですが、コロナのせいで(おかげで?)今回はJICAが雇ってくれた車での移動でした。楽…

さて肝心の任地ですが、行ってみてびっくり。想像を遥かに超える途上国感。首都カンパラの発展度合いに騙されました。首都と地方の格差が大きいという話は本当だったんだなぁ。



主要道路を一回曲がっただけで、コンクリートで舗装された道は終わります。赤土の凸凹の道。周りは鬱蒼としたジャングル。道中から、どんどん不安が高まっていきました。いくつか不安要素を挙げると…

  家に水道がない

家から10mほど歩いたところにある水道まで、汲みにに行かないといけません。毎日これをやると思うと大変…でもこれが現実です。本赴任後に大変さと水道のありがたさをまとめた記事も書こうと思います。


  家にトイレがない

水道がないのだから、トイレもありません。語学学校のようなボットントイレを家の中につくったら大変です。家中臭いしハエだらけGだらけになってしまいます。ということで、トイレも屋外。30mほど歩いた先にあります。これ、夜トイレ行きたくなったら終わるな。あと雨の日。あと突然の腹痛と下痢。外の壁際でトイレする覚悟が必要かも。割とマジで。


  シャワーもない。

水道がないのだからシャワーもありません。ドミトリーのシャワーが弱いとか文句を言ってはいけなかった。そもそもないんだもん。水圧弱くてもあるだけマシです。代わりに水浴びルームがあります。お湯沸かして水で薄めてちょうどよくして、たらいにお湯張って水浴び。これがシャワー代わりです。


  部屋が暗い

安全対策上部屋の写真はあげられないのですが、窓、天井、壁、床はこんな感じ。全体的に暗ーいです。窓はガラスではなく鉄板。締めたら光は入ってきません。防犯上はこれが最強らしいのですが、暗ーーーい気分になりそう…天井の隙間からは土が降ってくるし、壁に穴開いてるし、床はボロボロのコンクリート。せめてタイルくらい貼りたい…それとも畳を輸入しようかな。





  最寄りの町がとっても小さい

郵便局?ありません。銀行?ありません。ガス売り場?ありません。スーパーマーケット?東京のコンビニサイズが最大です。ギリギリ生活用品と食料品は揃うかな?という程度。お肉はこう、吊り下げられて売っているのでハエがたかっています。これが当たり前の姿なのかもしれないけど、ちょっと食べたくないと思ってしまう…




と、不安もたくさんありますが、案内してくれた教頭先生はとっても親切な上に社会の先生だし、街を歩いていると色々な人が「元気?」と声をかけてくれるし(お金をだまし取ろうという感じじゃなく、ただ話したいだけって感じで)、何よりやっぱり子供はかわいい。これは世界共通だなと思いました。子どもたちと遊んでいると、時間は一瞬で過ぎていきます。日本で働いてるときもそうだったな。


生活は不安ですが、早く学校に行きたい!授業をしたい!子供と関わりたい!と思わせてくれた3日間でした。




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