フェラガモ家が蘇らせたトスカーナの村、 IL BORRO（イルボッロ）との出会い。～1回目～
我師匠、
CARLO GIORGI（カルロ・ジョルジ氏）のアシスタントをして1年が過ぎようとした頃、
イタリアでの人脈も出来始めていたこともあり、
そろそろ、
イタリアで日本人向けにウェディングの仕事が出来ないかと思いはじめました、2001年の秋のことです。
もちろん、その頃から日本の各企業が、イタリアでのウェディングを販売していました。
しかも、イタリアです、
日本人が憧れる、素晴らしい教会もたくさんあります。
ただ、せっかくイタリアに住んでいるのだし、
貴重な経験もしているのだから、
他の会社の取扱いのない、
僕だから出来る商品をずっと考えていた時に出会ったのが、
フェラガモ家が蘇らせた村、
IL BORRO（イルボッロ村）でした。
写真はIL BORROの敷地のメイン（右の小さいのが教会です）
見える部分全部、フェラガモ家の所有
フィレンツェの街から車で約45分。
フィレンツェの空港からだと約1時間。
名作映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の舞台、
アレッツォの街からは、約20分。
トスカーナの郊外にある小さな村、
それが、 IL BORRO（イルボッロ村←村の名前）です。
元々は、アメデオアオスタ公爵の領地だった場所。
そんな場所を、狩りで小さい頃から訪れていた、
イタリアを代表するブランド、
Salvatore FERRAGAMO（サルヴァトーレ・フェラガモ）の
現会長である、
Ferruccio FERRAGAMO（フェルッチオ・フェラガモ氏）が、
廃村状態だった村を買わないか、と打診があった事から、
この村のストーリーは始まります。
何十年かの歳月を経て、今では、アグリコルトゥーラ（農業）と、ツーリズモ（観光）を掛け合わせた造語である、
Agriturismo（アグリツーリズモ）という業態となり、
※一般的なアグリより、ここはラグジュアリー感が高い。
トスカーナの大自然の中でのヴァカンスを求めて、
世界中からツーリストが訪れる、
村丸ごとがリゾート施設へと変貌したのです。
Ferruccio FERRAGAMO（フェルッチオ・フェラガモ氏）曰く、
これからの時代のコンセプトは「ナチュラルライフ」とのこと。
IL BORRO（イルボッロ村）を訪れる度に、
そのコンセプトの意味を痛感します。
でも、日本人はなかなか使いこなせないというのが、
難点ではあるのですが．．．。
「何もしない贅沢」っていう事でもあるんです。
アルマーニも、ブルガリもホテルに進出していますが、
ファッションとライフスタイルは、
切っても切りはなせない接点があるという事なんだと思います。
で、思えば、約９年ぐらい、この村に関わらせてもらってます。
住んだこともありました。
たくさんのお客様のアテンドも経験しました。
村でウェディングの仕事をする日本人として、
イタリアのRAI国営テレビで、
Paola SALUZZIパオラ・サルーシさん
にも紹介して頂きました。
そんなわけで、きっと、日本人としては、この村のことを一番良く知っているという自信があります。
次回は、この村でどんな結婚式をやらせていただいているか、
そんな事をお伝えしようと思っています。
今日は、最初ということで村の紹介を。
宿泊施設の内装はカントリースタイル、
アメニティはフェラガモ（に数年前に変わった）
村では乗馬施設も
気球も。私もかれこれ３回乗ってます
ちょっと値段は高いけど、早朝の気球は最高です
トスカーナの醍醐味が味わえます！
ゴルフや滑走路も
牛もいます
別荘まるごとレンタルサービスも（元フェラガモ家別荘）
一応、ここでもウェディング可能です
ガーデンからの花火も可能！
別荘のエントランス
別荘の中、高級感が違います（いろいろなVIPも来てます）
ショパンが弾いたというピアノもあり
村の中のレストラン、
OSTERIA DEL BORRO
村で生産されるワイン、
IL BORRO
興味がある方は、エノテカショップのサイトを！
ワインセラーも迫力あります、ワインツアーもやってます
IL BORRO
イタリアに行く予定があって、
IL BORRO（イルボッロ村）に行ってみたいという方がいたら、
連絡ください。
距離感、楽しみ方、近場のレストラン情報、部屋の事など、
あらゆるネタをもっています。もちろんお金はいりません。
KENJI / SATO