今夜はリフレックス開発中の話しをしたいと思います | BOO.店長BLOG (ぶ~てんブログ)

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リールのメンテナンス(オーバーホール)

少しリフレックスを作ってる最中の話しをしたいと思います。画像は70sではなく57s です。初期のプロトは形状が70sと一緒でした。
とにかく作るに1番時間が要したのは、スイム姿勢でしたね。全体の9割程の時間を要して作り込みました。このスイム姿勢というのは、単に角度なのですが、この角度=ウォブル&ロールという絶妙なバランスなのです。角度を変えるとウォブル:ロールの比率が変わり、逆に言えばウォブル:ロールの比率変えれば角度も変わる。この部分トータルで見ないと行けない。
そしてバイブレーションというルアーはザックリ言うと◇(ひしがた)で、水が当たる面が6面ある。各々箇所によって水を受ける面と逃す面があるわけです。その1つ1つの面の役割りのバランス取りでも、リフレックスは相当苦心苦悩しながら1つ1つテストしながらクリアして、私のバイブレーションとしての理想なアクションに近づけていったわけです。
正直なところ、私が考案したデルタホールウェイトシステム…これを搭載しなければ、開発テストはかなり簡単だったのですが、何せ前例の無い独自のウェイトシステムなので、何から何まで1からテストテストの繰り返しでした。
画像のリフレックスはその開発の中で、ボトムハッキングは一切無しの、キャストして巻きオンリーの個体なんです。カラーリングはしてありますがサンプルなのでトップコートは薄いです。なので簡単にフックサークルにバスの歯形が残る様に、わざとその弱い塗装にしてもらってます。その理由は、フックサークル跡でアクション確認と、バスがどの位置にバイトして来てるのか?その確認です。
確か…この個体はラージは釣ってないのですが、スモールはかなり釣りました。画像で分かる様に歯形ビッシリです。
しかも止水行きの木崎湖のスモールなんですよね。
私が理想と作り出したリフレックスのアクションはスモールも好むアクションです。
まあ木崎湖を知ってるアングラーであれば、その偉業って理解出来ると思います。
そうして完成したリフレックスは、ラージなスモールは当たり前ですが、シーバスや根魚もよく釣れるルアーとなってます。それは魚種を惹き寄せる力があり、デルタホールウェイトシステムとボディー形状の整ったバランスがもたらす釣果だと私感じてます。
それをベースに多様性を更に広げた物がサイレンスカスタムになりますね。

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