はちゃめちゃに狭いホームに設置された
小さなベンチで
電車の到着を待ちました。


駅に改札はなく、
小さな切符入れの箱があるくらい。

すべて電車内で精算するタイプ。

地方の無人駅のある路線は、
これが当たり前ですよね。

しかし、
これから乗ろうとしている境港線は
PASMOなどのICカードで
乗降できるようになっていました。

お隣、兵庫県北部の路線は、
もちろんそんな便利になってなくて、
まさか境港で使えるとは、と驚きました。



電車が到着しました。

普通のワンマン運転だと、
先頭車両の後ろドアから乗車し、
整理券を取って、
降車するときは先頭車両前方ドアから、
料金を支払って降りる、というシステム。

乗るときも降りるときも、
唯一の乗務員である運転士が
目視できるようなシステムになっています。

しかし境港線は、
どの車両のどのドアからでも乗り降り可能。

各ドア横に、乗車用のICカードタッチ場所、
降車用のICカードタッチ場所があり、
PASMOユーザーの私には大変便利でした。



乗り込んで向かったのは、
境港線の終着駅・境港駅。

そこは、日本一の妖怪漫画家・
水木しげるゆかりの地。

だから実は、
乗ってきた電車も鬼太郎電車。



まぁ正確には子泣き爺電車でしたが。


鬼太郎に出てくる様々な妖怪を

ラッピングした電車が、

境港線では走っています。


乗れるといいなぁと思っていましたが、

恐らく走行している全ての車両が

ラッピングされている。


だから、どの妖怪のに乗れるか

が大事なわけですね。


しかし、子泣き爺ラッピングに

乗りたいやつはいるのか。




あとこの境港線、

すべての駅に鬼太郎駅名がついている。


もちろん境港駅は鬼太郎駅で、

反対の終着である米子駅は鼠小僧駅。


その他、一つひとつに名前がついていました。


あんまり知られていない妖怪の名前を

つけられた駅はどうすればいいのか。


実際に知らない妖怪いたし。


そんな感じで境港は

水木しげるの妖怪たちに

ジャックされていました。