石垣横の階段を登っていきます。
親指サイズのデカい虫が、
ブーンと轟音をかき鳴らしながら、
私の目の高さでずっとホバリングしたり、
何かを思い出したかように
急発進して突撃してきたりしました。
怖い。
距離をとりつつ、
静かに避けて階段を登ると、
開けた場所に出ました。
土台の石垣部分しか残っていないので、
何かの遺跡のような感じがする。
あとはやっぱりラピュタ感。
この場所でも虫が飛び回っていて
人間のことなんかお構いなしに
追いかけっこをしてました。
危ない。
石垣の上が、丸々広場になっているので、
柵とかは特にありませんでした。
踏み間違えれば、
結構下までおっことされます。
しかしそのおかげで、開放感は抜群でした。
改めて、
山の上を切り開いたというのがわかります。
米子近辺には高い建物がないので、
本当に遠くの方まで
見通すことができました。
静かな中海もバッチリ見られました。
天守閣も櫓も残ってない、
はっきり言って非常に残念なお城なのに、
とても好きになってしまいました。