一息ついたところで、11月を振り返ってみよう。 | KEN爺の小言(KKGT)

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「スクランブルエッグ」Webサイトのスタッフとして、北は北海道から、南は沖縄まで全国を駆け巡っているKEN爺が、日頃の取材や趣味活動を通じて思うところを綴っていく日記です。

大学祭シーズンの11月、今年は、今までの人生の中で最も回ったのでは? というくらい大学祭に行きまくりました。

 

大学祭も、筆者が現役の学生時代と比べると、まず学祭でお酒が飲めなくなった、学生運動の残り火ともいえるようなビラ配りがなくなった、その他、過激な政治思想、宗教思想を標ぼうした団体の演説が影を潜めた等、本当に様変わりの様子が見えてきました。いい風に捉えれば健全になったというのでしょうか、こればかりは「オジサンの時代は…」といってみたところであまり意味のないことですからスルーしていきたいと思います。

 

さてmそんな健全な雰囲気の中で行われたユニドルのステージ。大学を代表するような存在のユニットもあれば、有志が集まって手作り感覚でイベントを盛り上げようとするユニットまで様々で、地域的にも、都心にあるビッグネームの大学は、その大学のカラーに沿ったようなキャラクターのコが集まり、郊外の大学は、どこか素朴なキャラクターのコが集まっているなど、ひとえに「ユニドル」といっても1つのカテゴリーでは収まり切れない裾野の広さを感じることが出来ました。

 

もちろん、筆者は「これからはユニドルの時代だ!」などどと使命感を持って追っかけているのでは全くありません。単純に、写真が撮れて、終演後には大抵のメンバーとお話ができて、何よりも居心地のいい現場と感じているからです。

 

筆者は「ユニドル」は広義の意味での「スクール」(高校の芸能コース、タレントスクール、ダンススクール等)であると解釈しています。

高校、大学は、留年しなければ3年、4年と在籍できる年数に限りがありますし、タレントスクール、ダンススクールも、表向きは受講料を払えば何年でも在籍できるとは言え、特に芸能界を目指す人たちにとっては「高校まで」「10代まで」といった暗黙の了解が存在するのが現実です。

ユニドルの世界も、世代交代で先輩のコンセプトを受け継いでいくユニットもあれば、1代限りで解散してしまうユニットもあり、1回1回のイベントがまさに「一期一会」。先にコメントした「居心地の良さ」の中にどこか「儚さ」を感じてしまうところが抜けられない部分なのかもしれません。

 

もちろん、ユニドルにしろ、高校の文化祭にしろ、芸能スクール、ダンススクールにしろ、広義のスクール現場に通い続けていると、終演後に「現実」を見てしまうことも多いですし、逆に、そんな「現実」を見たくない人は、いわゆる「スクールヲタ」には向かないのではないか。最近とみに感じるようになりました。

今後も、ユニドルを「スクール系」のカテゴリーの1つロして追いかけることができるのか、いつものように、無理のできない年代ですから、無理して追いかけることはできませんが、チャンスがあれば、「北は北海道から南は沖縄まで」のタイトル通り、地方のユニドル事情も、旅行感覚で楽しみたい気持ちです。

 

と書いたところで、来週はついに… と予告しながらこのネタを一旦閉じることにしましょう。