「終わらない愛とは何か。」
というテーマで文章を書くと結論は一つである。
それは相手が喜ぶことを与え続けることである。
相手から愛が与えられなくなった途端、愛が終わってしまう。
夫婦愛も、恋人愛も全て無かったこととなってしまう。
「相手が愛を与えてくれないから、愛が終わってしまった。」
そう考える人も多いだろう。
だが自分が相手に愛を注いでいるうちは、愛は終わっていない。
愛が終わるのは、相手が愛の価値がわからなくなり、与えられるのが当たり前になっている場合だ。
愛は与えて返されると増える。
だが与え続けても返ってこなければ、いつかは尽きる。
愛想が尽きるとはこのことである。
突然に別れを告げられるのは、あなたが愛の価値がわからずに、きちんと返していないからだ。
お互いが愛の価値を知り、与え続ける夫婦は幸福である。
自分が愛されてることに感謝を持ち、その感謝を愛で返す循環ができている。
ずっと長く一緒にいるので、すでに恋の感情はなくなっている。
だが愛が残っているのはそういうカラクリである。
これは「この人と最期まで添い遂げよう」という決意がなければ難しい。
一人の人と添い遂げられる人は幸せである。
固い決意が行動に現れていたのである。
その秘訣は互いに与え合うことである。
初めは恋だった。
だが最後は愛で終わる。
そんな人生を誰もが願っている。