友人から「最近の子は反抗期がないらしいよ」と言及があったので、反抗期について述べてみようと思う。
子供に反抗期が来た時、多くの親は反抗をやめてほしいと願うだろう。
いつまでも親の言うことを素直に聞く「良い子」であって欲しい。
実はそんな親のわがままが、子供のありのままの姿を否定している。
親が子に押し付ける理想の姿。
その型におさまらない、子供のありのままの姿。
この噛み合わない形が、反抗として子供の行動に現れるのである。
その末期が親の言うことの真逆の行動をする形である。
すでに子供のやりたいことや、ありたい姿は失われてしまっている。
親から嫌なことばかり押し付けられて生きてきた。
だからせめて親が嫌がることをやり返してやろう。
子は親を嫌い、親は子を嫌う不幸。
誰も幸せになれないこの形を作ったのは、他の誰でもない親である。
子供の未来への希望を全て摘み取り、才能の芽生えを全て焼き枯らせてしまった。
親の勝手な「良い子像」を子供に押し付けた結果
がこの不幸な結末である。
なんと下手な子育てであろう。
子供の反抗期で大いに悩む親は、子育てが下手なだけである。
不幸な反抗期を回避する子育てのやり方は確実に存在する。
次回はそのことについて述べていく。