子供は出来るだけ叱らないほうがいい。
だが全く叱らないのは子供の心を弱くする。
甘やかせて育てれば、他者や環境に依存して子供は少しの困難に不平不満を言う人に育つ。
愛する我が子を、ちょっとの困難で簡単に挫ける人に育てたいと思う親はいない。
だが子供の心を強くする方法を備えた親がどれほどいるだろうか。
叱らずに子供の心を鍛えて強くする。
これは親としての腕の見せどころである。
人は問題を与えられ、解決することで心が鍛えられる。
人生では「もう無理だ!こんな困難を解決する方法なんてこの世界に存在しない!」
と絶望するほどの難局に幾度も直面する。
これを回避する人は総じて心が弱い。
この問題にまっすぐ向き合う習慣がある人は心が強く、社会的地位も高い。
心の強さと社会的地位や収入は比例しやすい。
心が強い人は多くの責任を負う力を備えている。
困難のパターンを知り、解決方法を知っている。
ならば親は子のディレクターたるべきだ。
子が問題を抱えている時。
親は謎解きクイズのように、解決方法を小出しに与えるのだ。
解決の方向性を示し、ヒントを与え、問題を解くことを楽しませて、本人に解かせる。
楽しみながら困難を解決する人。
人の困難も我がごとのように向き合える人。
あなたの子供をそのような人に育てなさい。
これこそ親の能力の高さが試されるとろである。