今回の記事は「子育ては人育て」の核の部分です。


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「子供は叱るよりほめろ」と言う。

これは真理である。

子供を叱るのは少なければ少ないほどいい。


だが上手な褒め方を知らない親がいる。

何をやっても「すごいすごい」とマニュアル的に子供を褒めていると、子供は褒められることが当たり前になる。

自尊心が高く傲慢で、親や友人を見下す大人になりかねない。

人の親であるならば、上手な叱り方と褒め方をきちんと理解しておいた方がいいだろう。


褒めるとは実は「才能探し」に他ならない。

子供は大人には理解不能な行動を示すことがある。

人に迷惑をかけて、誰も喜ばない行動。


このような行動を見ると未熟な親は「なんでこんなことをしたの!!」と怒鳴りつけたりする。

だが子供の行動には全て意味がある。

その子の「好き」や「興味あること」がその謎の行動には隠れている。


「好き」や「興味あること」とはその子供の才能を示す。

人生における成功の秘訣は継続だが、継続の秘訣は「好き」という気持ちに他ならないからである。

つまり「好き」にあふれる人生が成功に近いのだ。


これを親は頭ごなしに叱りつけて、その才能の芽生えを焼き枯らす。

これではどんな子供でも成功者から遠ざかってしまう。


なぜ子供が意味不明な行動をしたのか。

注意深く観察し続けると、親も幸せになる。

子供の才能探しは最上の宝探しなのだ。

「ああ、私はなんと素晴らしい子を授かったのだろう。」

そのように親が気づいたら、子供は才能あふれる大人に育つこと間違いない。


だがその行動が他者に迷惑をかける行為であるならば、親として子供を庇いつつ、人に迷惑をかけない方法を一緒に考えてあげることが不可欠である。

この導きが人に迷惑をかけず、好きを極めて社会に貢献する人を育てる。