人が求める三つの幸福のうち、家族の幸福と夫婦の幸福におけるお金のあり方を述べた。

残りは働く幸福である。


働けばお金がもらえる。

これは世間の常識である。

だから「お金をもらえない働きは損だ。」とさえ考える人もいる。

「お金をもらえないボランティア活動は仕事ではない。」と言う人もいる。

だが実際には、人のために動くことを働くという。


また自分のためであって、その場でお金にならないことも働きである。

自分の人生を高めるためにと、金を計算せずに働く方が価値がある。


時間でいくらいくらと計算できる働きは、自分の人生の時間を切り売りしているだけである。

このような人はお金の僕(しもべ)として人生を過ごすことになる。
だから「金にならないことはしない。」などとと言う低級な決心は今すぐ捨てると良い。

あなたがお金の主人となれば次のようなことを言うだろう。
「働くことそのものに価値がある」「この働きは一円にもならないけれど、その価値はゼロじゃない」

参考までだが、ボランティア活動に参加する人の方が年収が高くなる傾向があるそうだ。

お金の僕(しもべ)はお金を追って逃げられる。
お金の主人はお金を考えずにいて、お金が入ってくる。