これまで食欲と性欲について触れてきた。

続いては眠りについて述べようと思う。


眠りすぎることの弊害とはなんであろうか。

第一は筋力が衰えて、血流が悪くなることである。

最悪の場合は褥瘡(じょくそう)を起こす。つまり皮膚が破けてしまう。


第二は人生の持ち時間が減ることである。

本当に成し遂げたい大願、つまり本願がある人は眠ることを惜しむ。


多くの人が8時頃に出勤する生活を送っている。

これに合わせて学校教育の時間も定められている。

この学校教育の時間が一生を左右すると言っても過言ではない。

その登校や出勤の時間に合わせて、6〜7時頃に起きるようにする人がほとんどとなっている。


私は一日何時間寝ようと構わないと思う。

本願がない人間が、1日長く起きていても退屈でしかないはずだ。

「小人閑居(しょうじんかんきょ)して不善をなす」では意味がない。

本願が見つかれば勝手に早く起きるようになり、遅くまで働くようになる。


ただ賢者として下記のことを一言付け加えておく。

本願がなくても解決したい悩みがあるなら、4時に起きなさい。

そして多くの人が眠っている時間は、思考ノイズが少ない。

この時間を大切にすれば、悩みは減る。

運がいい人は本願を見つけることができる。


眠りについての節制は早寝早起き。

これだけで良い。