克己制欲行に取り組むとわかることがある。

例えば甘味。スイーツなどともいう。

この正体に気づく。


普段から何気なく甘味を口にしてきたが、断食や長期の食事制限の後に甘味を食べると頭痛がする。


砂糖は腐らない。

実は砂糖は菌類が繁殖できないほどの毒なのだ。

それほどに純化されている。

これを薄めて食べるから美味しく感じるし、人に元気を与える。


だが毎日口にしていると、その甘さがわからなくなる。

甘味を食べに行った時に時々感じるのは、作り手の砂糖中毒度だ。


世には砂糖の量を間違えたのではないかと思うほど甘い菓子がある。

これは作り手が毎日甘いものを食べすぎていて、そうなってしまっているのだと思う。

そして消費者側も砂糖の多さに慣れてしまっていて、その甘さを受け入れている。


断食や粗食などの食事制限をすれば、人が生まれた本来の肉体に戻っていく。

その本来の体調で食べると頭痛がする食べ物。

それは毒に違いない。


様々な宗教で断食の行があるのは、食事による快楽を一時的に断つことで、正しい判断を身につけるためである。