人の体は加齢とともに固くなる。

10代の頃は柔軟性があった我が肉体も、御多分に洩れず前にも後ろにも曲がらない硬い体になった。


筋肉は老化して固くなる。

これは常識ではないだろうか。

だが私はこの事実に、もう一つの可能性を加えて述べたい。

それは「痛みが筋肉を硬くする。」という事実である。


同じ姿勢を続けると身体が痛くなる。

同じ姿勢を続けることは、本来の人の体に馴染まないのだろう。


例えば肩こり。

パソコンやスマホを見続けたり、読書のしすぎなどで肩こりは起こる。


人の筋肉は微弱な痛みの信号を常に発している。

多くの人は見逃しているが、この痛みの信号が体を固くする。


眠りのときはこの痛みの信号を受けて、筋肉の修復などをしている。

痛みの信号は修復してほしいという筋肉のサインである。