「いかなる困難に出会おうとも、自分らしく生きていこう」
この決断から始まるのが心のままに生きる人生の始まりである。
心のままに生きるなら、実は代償が必要である。
決断ということは「何かを決めて、何かを断つ」ことになる。
心のままに生きるその始めは、好きなものをいくつかやめることになる。
何しろ心のままに生きるためには、強い心のエネルギーがないと継続できない。
心のエネルギーは初めから強いわけではない。
心の燃やし始めは燃焼効率が悪い。
どれほど熱い気持ちがあっても、達成できることは少ない。
そのうちに心の上手な燃やし方がわかってきて、平常心で大きなことを達成できるようになる。
それまでは心のエネルギーを節約しながら歩いていかなければならない。
本当に好きで大切なことに全力を尽くすことを決めて、ほんのちょっと好きなことを断つ。
だから決断と言うのだ。
私は本気で何かを始める時には、自分に戒めを課す。
時間とお金、つまり資源を一点集中するために。
1日の時間の中で、ある程度の割合を占める趣味の時間。
割とダラダラと時間を使ってしまっているそのことをやめる。
嗜好品、タバコや酒やコーヒーなど。
ついついお金を使ってしまうことをやめる。
本当に好きなことに全力を投じる。
そのために趣味(楽しいこと)を減らす。
多くの人がこの決断をしないはずだ。
「快適」を一つ捨てるのと同じことだ。
だから世には「心のままに生きる人」が少ない。