すぐやることの効能はもうひとつある。

脳には人が短期的に記憶できる容量に限りがある。

これは誰でも体験としてわかることだ。

 

またこの短期記憶は衰えるのも早い。

起きて生活しているだけで、次々と新しい情報が入ってくるので、古い情報はどこかへ押しやられてしまうのだ。

そうして大切なことが思い出せない状況に陥る。

だから人はメモを取る必要に迫られる。

 

時間があるときに瞑想をして、必要なことを紙に書くことは大切なことだ。

紙に書いたそれらを一気に、すぐ出来る簡単なことからやってしまう。

重要度よりも、簡単な順で行う。

そのときにあなたの頭がスッキリとすんでいることに気づくだろう。

 

やり残したこと、先送りしたことは脳のノイズ(雑音)として残っている。

このノイズがあると、己がすべきことがわからなくなり、大切なことが思い出せず、人の話が聴けなくなる。

もしノイズが全くない心で人の話を聞けたら、その日との人生はうまく行くに決まっている。

 

あなたがもし脳の容量が足りないと悩むなら、やることリストを作り、先取りして行うことが対応策だ。

たったそれだけで、確実にあなたの能力は上がる。