生活をしていて、無駄な時間とは何だろうか。

それは娯楽だろうか。

確かに娯楽に興じて人生が終わる人もいるが、それはそれで悪くないものだ。

 

私は次の3つを特に人生の無駄だと感じている。その理由は誰も楽しくなく、誰も得をしないからだ。

1、忘れ物

2、探し物

3、聞き間違い(思い込みによる勘違い)

この3つに共通する特徴は、時間がなく、切羽詰まった時にやってしまいがちなところである。

 

焦ってしまったがゆえに、余計な時間が必要になる。

例えば忘れ物。

急いで出掛けて、目的地の約束時間には間に合った。

だが肝心な、用事を足す品物を忘れてきた。

これでは何のために急いだのかわからない。

往復の時間と交通費を無駄にした。相手にもまたもう一度約束をお願いしなければならなくなった。

しょんぼりと肩を落として、帰路につく。関わった全員が損をする結果しかない。

 

そして探し物。

急げは急ぐほど見つからない。

いつものところにおいておけば良かったと思っても、後の祭りである。

そうしていよいよ焦って忘れ物をする。

 

そして聞き間違い。

人からの頼み事を聞いて、役に立とうと喜び勇んで行った。

だが出来た形、場所、時間を間違えた。

せっかく行ったことが無駄になったばかりでなく、壊して始めからやり直し。

 

実行の時間が2倍かかった上に、壊す手間も上乗せされて、途方に暮れる。

この3つをなくすだけで、人生の時間の流れが少し緩やかになる。

言い換えると、自由が増えることになる。