青年期において、最も重要なことは何か。
これは「親が愛する我が子に対して、青春期に最も与えなければならないこととは何か」と同義である。
この正しい答えを即座に答える者は少ない。
この答えは「自信」である。
世界的に有名な音楽家だった坂本龍一氏は「私は根拠のない自信家だった。自信は才能ですよ。」と述べた。
世界に名を響かせる人は、全員が自信家である。
自分の願いを信じ、自分の才能を信じ、自分の努力を信じる。
他人の意見に左右されず、己の使命を信じる。
このような人間しか、真の偉業を成し遂げることはできない。
自信のないことは失敗する。
だから自信のない人は人生の敗残者である。
いつも周囲の視線に怯え、噂や出所不明な情報に惑わされ、気づけば誰かに搾取されて人生を終える。
若者は自分自身で自信を育てなければならない。
同時に自分を信じる仲間を育てなければならない。
自分の道を信じる者同士。
道は違えど、必ずお互いが励まし合って助け合って、一度しかない人生の使命を成し遂げる力になる。
この章では若者が自信をつける方法について述べていく。