私は青年に聞きたいことがある。

それは「お金が欲しいか」である。


多くの若者が「欲しい」とこたえるだろう。

私が本当に聞きたいのはここからである。


「本気で金が欲しいか」


こう問われて堂々と「はい」と答える若者は少ないだろう。

本気で金が欲しいのは、その目的がはっきりしているからである。


「何のために金が欲しいのか」


その目的がはっきりしていないと「楽に生きたいから」「なんとなく欲しいものがあるから」というぼんやりした答えとなる。


目的のために身を削って努力をしようという気持ちがあるのが「本気」である。


若いうちは金の稼ぎ方がよくわからない。

だが金が欲しいと本気で願っていれば、金の稼ぎ方があなたに近づいてくる。


これまでも述べてきたが、人生の大願を果たすには、どうしても金が必要なのだ。

若者よ、金が欲しいと大いに願いなさい。

そして大金が入ったら、その金を燃料にして、熱い人生を送りなさい。


金は人生の目的地に着くための燃料なのだから。