少年救命団は教育であり、同時に遊びである。
少年期の男女が入団して遊ぶ場であるが、高度な社会教育を受けることができる。
少年救命団はロールプレイングゲーム、つまり「ごっこ遊び」である。
謎の組織「賢者機関」の下部組織であり、「絶対正義」を標榜する。
そのメンバーは精鋭揃いであり、目的はこの世界から一つでも多くの不幸を減らすことである。
「我々は正義の味方であるが、悪の敵ではない。」
が合言葉で、いつどこで誰がどのように行なっても正しい行い学ぶことができる。
悪の行いをするものを味方に引き入れ、正義の行いを教えることも行う。
悪が存在して自分を正当化するのは「相対正義」であり、団では恥として排除される。
団には昇格制度があり、上位のものは組織経営に携わる。
組織で出世するコツ、会議やプレゼンテーションの教育も行われる。
少年期からの英才教育により、彼らは社会的に栄達する。
賢者機関の下部組織であるため、団長などの重役経験者は賢者機関の構成員となる。
賢者機関には円卓と最上位とされる12の席が用意されている。
社会的に栄達する彼らが社会を「絶対正義」の色に変えていく。
少年救命団は一生遊べるロールプレイングゲームである。
構成員の彼らこそが楽園の創造者であり、支配者となる。