「先手を取る」の対義語は「後手に回る」である。


先手を取るは能動的であり、後手に回るは受動的である。

ちょっとした怠け心や、妥協が人を後手に回す。


後手に回ると日々の仕事量の負担は倍になるのに、成果は人並み以下となる。


前日の残務が時間を奪うため、心の余裕を失う。

心の余裕がなければ、焦りを生じて下らないミスを生じる。

下らないミスのフォローのために、また余計な仕事が増えて、さらに時間がなくなる。


これで人並み以上の成果を出すなど、望むべくもない。


「先んずれば人を制す」「先手必勝」などと言うように、己の意思で先手を取ることは、人生の勝利条件の1つである。


「今日の仕事を今日やる」のは当然だが、時間をやりくりして明日の仕事を減らしておく。

明日の仕事を待ち受ける態勢をとっておく。


この積み重ねは数日で1日分の余裕を生み出す。


人生は時間で出来ているので、先手を取れば積み重ねた仕事量や人生の意義を増やすことが出来る。