前回は心が清明でないと、病が治りにくいと述べた。
そして私たちの心は日々、ネガティブな出来事に晒され、穢れを溜め込んでいく。
この穢れが溜まると、心の清明さが失われていく。
日々の穢れは小さな病みである。
この小さな病みが症状として出ない、または無自覚な状態を「未病」と言う。
未病は進行すると明確な病になる。
その病はその人の心のあり方を、そのままに映す病を発症する。
日々襲いかかるネガティブな事件に長時間囚われると、病を発症する。
清明な心を保つ努力は、健康を左右する。
病になってわかることは、健康は人生の礎(いしずえ)である。
人生が時間で出来ていることをすでに述べた。
どれだけ長く時間があったとしても、その人生が病に冒されていては、重荷を背負って物事に取り組むことになる。
一度きりの人生を楽しく過ごすには健康が不可欠である。
そのために日々心を清明に保つ努力が必要である。
ネガティブな出来事に向き合う態度が、健康状態に直結する。