心が清明であれば病を遠ざけるか。

これはある一定の効果がある。


例えば心が闇に浸って、戦う前から負けている人。

これは諦めの境地だが、こういう人は軽い病の診断を受けたときに、その重症化した自分を想像してしまう。

そして心がそのように動いているために、本当に病が重症化して、最悪は死に至る。


実は私も進行性の病に冒されている。

「症状が重症化していないが、重症化したらいわゆる不治の病になるだろう。」

と数年前から思っていた。

私の父方の祖父母や伯父も同じ病で亡くなっているので、長生きは出来ないと考えていた。


ところが最近は医療の進歩により、私の病は不治の病ではなくなったらしい。


場合によっては治療費が1000万円ほどかさむらしいが、早期の段階で治療すればかなりの確率で治ると言う。

(死亡率ゼロになったと言う意味ではない)


また体を鍛えて筋肉量を増やし、適切な食事制限を続けていけば症状の進行は緩和されると言う。


私と同じ状況に陥ったとき、あなたは何を思うだろうか。


「そんなに治療費がかかるなら、ひっそり死のう。」と思う人もいるだろう。

それとも「まだまだやり残したことがある。この病と向き合って、克服するぞ。食事制限と肉体改造に取り組むぞ。」と思う人もいるだろう。

さて病が治る確率が高いのは前者か、それとも後者か。


この質問に多くの人が後者と答えるだろう。


これは心のあり方と病が関連していることが、多くの人に認知されていることを示す事例といえる。