以前勤めた会社で、
血液型によって配属部署を決めている
と人事部の人から聞いた事がありました。
そう聞いて、同僚や上司達に聞いて回ってみた所、確かに、当時自分がいた部署は同じ血液型ばかりでした。
まあ楽しかったですけどね。
ある意味差別ですよね。
今はさすがにそんな配属判断はされていないものとは思います。
あれから20年。
今の自身の会社の上層部を見ていて、恐ろしい事に気づいてしまいました。
おそらく、ですが、
役員達は同じ血液型ばかりではないか?と。
過去に今より多くの役員がいた時、各自の血液型を知る機会がありました。
その時は全ての血液型が混在していました。
そして女性役員もいました。
今思えばですが、それぞれ全く違う個性で、真反対の意見も出ていたし、視点の違う広い見方でバランスよく物事の判断が出来ていた様に思います。
最近SDGs等でよく言われる「ダイバーシティー」です。
その後、女性を含む数名の役員が定年退職や異動でいなくなりました。
結果論ですが、残った方はたまたま自分と同じ血液型の方でした。
それから数人の社内の若手が役員に登用されました。
その方々を選んだのは、私とその残った役員さんです。
選んだ方々の血液型を自分は未だに知りませんが、
最近、社内で起こる事象や、対処の仕方などを見ていると、
どうにも「こっち側に」..
つまり、自分に似ている方向に偏っているのです。
物事を決める時も、妙に意見が合ってしまい、何かとすんなりと決まって行きます。
そしてそれが、好ましくない感じで社風を形成している様に思えてきました。
いわゆる血液型占いで「合わない」とされている型と思しき方々が、隅に追いやられている様にも思えてなりません。
そして社内で起こるトラブルも、そうした上層部の個性の偏りに起因している様にも思えます。
組織形成において、人の好みは恐ろしいものです。
若手の経営者さん達はご注意を。