今日、地域の新聞社に勤めている知人から、
様々な分野で活躍する地元出身者を紹介するコーナーに、私を推薦したい、というお話を頂きました。
事業家としてではなく、ミュージシャン(作曲家)として、というお話です。
最近の活動を見てくれていた様で、プロの演歌歌手の方に趣味で曲を書いたりとか、、そんな事をしていたのが目に止まったのでしょう。
コーナーというか、新聞の一面なのですが、
スポーツ界、芸術界、音楽界、演劇などで、全国的に活躍する方々が掲載されていて、そこに載るというのはまさに名誉な事です。
という事で、二つ返事でOK
…したかったところですが、
お断りしてしまいました。。
地域には会社に関わる利害関係者が大勢いるのです。
そこに作曲家気取りで顔出ししたら、社長が趣味にうつつを抜かしている、と言われる事でしょう。
当社の社員さんの中には多忙な方々もいますし。。
私は今までの人生、人目ばかり気にしては、ずっとこんな調子です。
サラリーマン時代の若い頃は、会社の同僚に知られないようにバンド活動をしていました。
会社で個人業績が良い時は、何をしていても許されるものですが、業績が落ちた時は「趣味にうつつを抜かしているからだ」と言う人は必ずいますね。
「彼はパチンコ狂だから」
「〇〇のおっかけで全国飛び回ってるから」
業績が上がらないんだ。
人は、調子のいい時もあれば悪い時もあるもの。
隙を見せる事で、いつどう揚げ足を取られるか分かりません。
以前、競合会社の若い人からもこんな愚痴を聞いた事がありました。
「うちの社長は、海外の出張先のホテルのテラスからのんきに、今〇〇にいますぅ」なんてブロブを配信してくる。
こっちは泥水飲むように工場で苦労しているのに、イラっとする。
なんてね。
人目を気にしていたら、上の人達は言葉1つ発信できません。
実はまさに自分がそんな状態なんですけどね。。
私は特に、人から良く思われたい、という気持ちが強いようです。
そういう話を耳にしてしまうと、我が身は守らなきゃ、と感じてしまうのですね。
という事で、
利害関係のある人には趣味は明かさない、
を今なお貫いているという感じです。
逆に音楽仲間達にも本職は言っていません。尋ねられる事もないし。
ちなみに、サラリーマン時代。
その会社の退職を決めた後に、同僚達には夜な夜なバンド活動していた事を明かしました。
当時のバンドの最後のライブは、川崎クラブチッタというホールでしたが、
そこに職場仲間達が見に来てくれて、花束も頂きました。
明かしてよかった、と感じました。
人に何を言われようと気にしないという人からすれば、関係ないね、と言うでしょう。
ただ自分の経験からは、
「シンプルな生き方を選択しよう」
と皆さんには伝えたいですね。